Asian Railway Plaza

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Panay Railwaysのディーゼル機関車

2007年09月19日 23時18分21秒 | フィリピン
昔、宮脇俊三さんの本で「椰子が笑う 汽車は行く」を読んで、Panay Railwaysに乗車してみたいと思っていましたが、残念ながらこの鉄道、1985年に旅客営業が終了し、その後はさとうきびなどの貨物営業が4年間続いたようで、1989年に鉄道が廃止されたようです。この鉄道はpanay島のIloilo~Roxas間の約115kmを結んでおり、非電化の単線路線で、軌間は1067mmです。1979年当時のダイヤグラムを見ると急行が3往復、準急が2往復、普通が4往復(1往復はiloilo~Passiまで)あり、所要時間は急行が2時間55分、準急が3時間30分、普通が4時間ちょうどで結ばれていたようです。
私自身ここには1995年2月15日に初めて行きましたが、Ilolilo周辺の線路跡を調べてみると、ほとんどが歩道として利用され、一部レールが切られなくなっていたりするところもありました。特にIloilo駅周辺では線路跡も見当たらず、Iloilo駅と思われるプラットホーム(貨物用?)と思われるものが残るだけでした。
LapasにあるPanay Railwaysの事務所付近には日本で製造されたディーゼル機関車が1両止まっているだけで、他の車両はどうもスクラップにされたようです。Museum Iloiloに行きますとこのPanay Railwaysの写真を見ることができたかと思います。最近ずっとIloiloには行っておりませんので、このディーゼル機関車がまだ残っているかどうかわかりません。いつか復活して宮脇俊三さんと同じ旅を味わうことができればいいのですが、たしか宮脇さんのフィリピンの鉄道旅行があまりおもしろくなかったような感想をもらしていたかと記憶しています。


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