本日は先日のお約束どおり海外の鉄道について、ご紹介していきたいと思います。
昨年8月、マレーシアを訪問し、Kuala Lumpur南郊のSeremban駅までKTM-EMUコミュータートレインの簡単な乗車記をご紹介しましたが、その後KTM(Kereta Tanah Melayu)についてご紹介していないところもありますので、本日はその一部をご紹介したいと思います。

本日はETS(Electric Train Service)で、KL Sentral駅からEMUコミューターの終点駅であるTanjung Malim駅まで乗車しましたので、その乗車体験を簡単に述べていきたいと思います。
このETSはSerembanからIpohまでの160.3kmをおよそ3時間で結ぶ特急列車で、韓国Rotem社で製造された車両によって2010年8月12日から運行開始されています。
私がマレーシアを訪れたのは昨年8月下旬ということで、運行開始されたばかりのこのETSを乗車してみることにしました。
まずはKL Sentral駅でTanjung Malim駅までの切符を購入し、9402列車8:30発の列車に乗り込むことにしました。ETSの改札口はKTMコミューターの上の階にあり、KTMコミューターのホームとは別にETSや長距離列車用のホームがあります。地下にあるホームへ降りてみると既に2番線に私の乗車するETS6両編成が止まっていましが、ホームを挟んで1番線にはおそらくシンガポールから来た寝台列車が止まっていました。私もこれから乗車する列車につては故宮脇俊三氏と同様にその列車の先頭から最後尾まで見ないと気が済まないタイプですが、このETSは最新型の電車ということもあり、1両1両に際立った特徴があるものではありません。ただ、この列車の号車番号が数字ではなくA~Fまで付されており、BとE号車には2つのトイレが設置され、そのうち1つは車イス用のトイレとなっています。また、C号車には台所などが設置されており、運行区間の延長の際にはビュッフェとして使用されるのではないかと思います。
車内に目をやるとイスの配置が、マレーシアではおなじみの車両中央から進行方向側は進行方向に配置され、残りの半分は進行方向とは逆にイスが配置されています。車両の妻面には2つのモニターが設置されていますが、流れてくる画像はRotem社の宣伝とETSの宣伝ばかりで乗客にとってはどうでもいいようなビデオが放映されていました。

購入したばかりの切符を見るとF号車ということで、最後尾の車両へと移動し、発車時間を待ちましたが、定刻ちょうどに発車し、ゆっくりしたスピードで隣駅であるKuala Lumpur駅に到着しました。かつてはKL Sentral駅がありませんでしたので、非常に賑わいのある駅でしたが、現在ではクアラルンプールのターミナル駅の座が隣駅に移ったため、落ち着きのある静かな駅となりました。

Kuala Lumpur駅を出発すると東側に座っていたせいか太陽の光が車内を射し込み、車内が一気に明るくなりました。クアラルンプール中心部では高層マンションが林立しているものの、中心部から離れることによってインドネシアとは違うような田園風景を見ることができ、Rawang駅の手前からは列車はジャングルの中を走りました。
Rawang駅直近でセメント列車と擦れ違うと、ゆっくりしたスピードで駅本屋のある1番線へ転線しました。

9:05に定刻よりも1分早く出発し、再び下り本線へと進み、左手を見ると雨ざらし状態のボロボロになったKTMコミューター車両を何両も見られました。列車は快調にスピードを上げると124km/hのスピードを記録しました。Batang Kali付近で1時間に1本のコミュータートレインと擦れ違い、目的地Tanjung Malim駅の手前で148km/hのスピードを記録しました。

定刻どおり9:37、列車は2番線に到着し、降りた乗客は淋しいことに私1人だけでした。
この駅のホームは日本の新幹線のように400mほどもある立派な駅ですが、駅周辺は田舎の鄙びた風景が広がり、街の規模からすると駅は贅沢なつくりとなっています。

とりあえずはETSに乗車しましたが、日本の列車のようにほぼ定刻どおり運行されており、やはりマレーシアは東南アジアの国では優秀な国だと思ったしだいです。(少しはインドネシアやフィリピンはマレーシアを見習ってほしいものですが)
次回はこのTanjung Malim駅からコミュータートレインでクアラルンプル郊外のBatu Cavesに向かいます。
昨年8月、マレーシアを訪問し、Kuala Lumpur南郊のSeremban駅までKTM-EMUコミュータートレインの簡単な乗車記をご紹介しましたが、その後KTM(Kereta Tanah Melayu)についてご紹介していないところもありますので、本日はその一部をご紹介したいと思います。

本日はETS(Electric Train Service)で、KL Sentral駅からEMUコミューターの終点駅であるTanjung Malim駅まで乗車しましたので、その乗車体験を簡単に述べていきたいと思います。
このETSはSerembanからIpohまでの160.3kmをおよそ3時間で結ぶ特急列車で、韓国Rotem社で製造された車両によって2010年8月12日から運行開始されています。
私がマレーシアを訪れたのは昨年8月下旬ということで、運行開始されたばかりのこのETSを乗車してみることにしました。
まずはKL Sentral駅でTanjung Malim駅までの切符を購入し、9402列車8:30発の列車に乗り込むことにしました。ETSの改札口はKTMコミューターの上の階にあり、KTMコミューターのホームとは別にETSや長距離列車用のホームがあります。地下にあるホームへ降りてみると既に2番線に私の乗車するETS6両編成が止まっていましが、ホームを挟んで1番線にはおそらくシンガポールから来た寝台列車が止まっていました。私もこれから乗車する列車につては故宮脇俊三氏と同様にその列車の先頭から最後尾まで見ないと気が済まないタイプですが、このETSは最新型の電車ということもあり、1両1両に際立った特徴があるものではありません。ただ、この列車の号車番号が数字ではなくA~Fまで付されており、BとE号車には2つのトイレが設置され、そのうち1つは車イス用のトイレとなっています。また、C号車には台所などが設置されており、運行区間の延長の際にはビュッフェとして使用されるのではないかと思います。
車内に目をやるとイスの配置が、マレーシアではおなじみの車両中央から進行方向側は進行方向に配置され、残りの半分は進行方向とは逆にイスが配置されています。車両の妻面には2つのモニターが設置されていますが、流れてくる画像はRotem社の宣伝とETSの宣伝ばかりで乗客にとってはどうでもいいようなビデオが放映されていました。

購入したばかりの切符を見るとF号車ということで、最後尾の車両へと移動し、発車時間を待ちましたが、定刻ちょうどに発車し、ゆっくりしたスピードで隣駅であるKuala Lumpur駅に到着しました。かつてはKL Sentral駅がありませんでしたので、非常に賑わいのある駅でしたが、現在ではクアラルンプールのターミナル駅の座が隣駅に移ったため、落ち着きのある静かな駅となりました。

Kuala Lumpur駅を出発すると東側に座っていたせいか太陽の光が車内を射し込み、車内が一気に明るくなりました。クアラルンプール中心部では高層マンションが林立しているものの、中心部から離れることによってインドネシアとは違うような田園風景を見ることができ、Rawang駅の手前からは列車はジャングルの中を走りました。
Rawang駅直近でセメント列車と擦れ違うと、ゆっくりしたスピードで駅本屋のある1番線へ転線しました。

9:05に定刻よりも1分早く出発し、再び下り本線へと進み、左手を見ると雨ざらし状態のボロボロになったKTMコミューター車両を何両も見られました。列車は快調にスピードを上げると124km/hのスピードを記録しました。Batang Kali付近で1時間に1本のコミュータートレインと擦れ違い、目的地Tanjung Malim駅の手前で148km/hのスピードを記録しました。

定刻どおり9:37、列車は2番線に到着し、降りた乗客は淋しいことに私1人だけでした。
この駅のホームは日本の新幹線のように400mほどもある立派な駅ですが、駅周辺は田舎の鄙びた風景が広がり、街の規模からすると駅は贅沢なつくりとなっています。

とりあえずはETSに乗車しましたが、日本の列車のようにほぼ定刻どおり運行されており、やはりマレーシアは東南アジアの国では優秀な国だと思ったしだいです。(少しはインドネシアやフィリピンはマレーシアを見習ってほしいものですが)
次回はこのTanjung Malim駅からコミュータートレインでクアラルンプル郊外のBatu Cavesに向かいます。
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