天空の扉へ Good day! - たか機長 45歳でプロパイロットへ😊

歳を重ねるごとに毎日が楽しい!そう思える日々を送っていきたいです。一つのパイロット・ライフスタイルを伝えていきたいです!

地震・・・・

2011-03-12 | 日常生活

(家に帰れずで・・・会社からです)

 

皆さん、安全に帰宅しましたか~?!

オフィスが26Fなので、ずいぶん長いこと揺れました。この揺れは、今まで生きてきた中で最高クラスです。。。みんな会社のデスクの下に隠れました。最新鋭のビルディング(?)なので、みんなは比較的冷静でしたが。

外を見ると、お台場のテレコムセンターから黒煙が・・・間もなく消防ヘリが急行している様子が見えました。これはただごとではない・・・ ビルの館内放送 ビル内が一番安全、外に出るな!とのこと。

エレベーターはしばらく復旧の見通しなし

余震もあることから、しばし安全確保の指示あり

家族、友人の安全を確認

JRは早々に終日復旧見通しなしとアナウンス・・・会社泊を覚悟・・・

家族の無事を確認して、とりあえず食糧確保のため、階段で地上へ

出遅れたためか、どこのコンビニも人でごった返し・・・酒のつまみ系やチョコなのでおやつしか残っていない。けど、何も食わないよりましか?!と思い、とりあえず有るものを購入 財布には1,000円札1枚しかない・・・・ あ、Edyがあった!! 助かった~

夜遅くなるにつれて、私鉄の一部で復旧しているようだったが、JRがね・・・・ 勤務地は品川ですが、駅前の吉野家が長蛇の列で・・・あんな光景はみたことない。トランクや旅行バックをもって不安気な様相で歩き回っている(情報集めをしている)方々が多い。また、歩いて帰路につく人々・・・タクシー乗り場もすごい列・・・・

 

品川駅 JR運休の知らせ

 

26Fまでの上り階段がつらい・・・2回ほど小休憩をして到着です。

とりあえず、つまみ系で・・・腹を満たす。

 

会社で配布された防災グッズの中の銀紙のようなブランケットを調達して、空いている会議室で就寝~

朝起きたら、山手線が復旧したとのこと! っが、しかーし、東京方面の内回りのみかぁ。リアルタイムの情報を教えてくれるTwitterの情報によれば、品川駅も大混雑のようで入場規制が入っている ってかシャッターが下りている?!ようで。

昼過ぎると、品川駅も落ち着いてきたようです。

ということで、そろそろ会社を出まーす。

 

被災地の復興を願うばかりです。

 

コンビニの棚は何もない・・・

 

 

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FAA Commercial 受験記(2)

2011-03-04 | 訓練日誌

いよいよ実地試験(フライト)です!!

 

風・・・めっちゃ強いよ。勘弁してくれ~

 

下記動画は試験しょっぱなの離陸シーン  エンジンの音がGOOD

 

 

エンジンのご機嫌はいいようだ!すんなりエンジン・スタート! いいぞ NAVION

 

(実は今までの訓練で1発でかかった試しがなかった・・・

 

 

 

この機体、前のブログ記事で1964年式と書きましたが、タイプミスしました。1946年式です・・・何でも試験官が18歳の頃、同じようにCommercial Licenseの試験を受けるときにこの機体だったのだそう。こ、、光栄でございます

 

 

 

Landing Gear(車輪)およびFlapレバーがかなり固いので、機体に乗る前に試験官にお願いをしました。

 

自分がオーダーするので、試験官が実際にレバー操作をしてくれと。試験官もよーく分かっていたようで、快諾してくれました

 

 

 

TAXI中に(滑走路脇の誘導路走行中に)Navigation Logに沿って簡単にテイクオフ・ブリーフィングを行う。

 

その後、試験官から、「最初のコースに乗って間もなくBullhead City空港にダイバートをかけるので、適宜に対応しろ。Bullheadでエアポート・ワーク(各種テイクオフ&ランディングなど)を行う予定」とのこと。

 

 

 

エンジン・ランナップ(試運転)およびBefore take-off checkを済ませたところで、離陸はSoft field take-offを支持される

 

Soft field take-offは、舗装されていない滑走路(例:土の滑走路)を想定して行う離陸の手法で、なるべく前輪に負荷をかけないようにウィリーしながら離陸滑走するイメージです。このウィリーが気持ち悪い・・・だって、機首が上がろうとするところを、操縦桿をpush, push, pushしながら機体をウィリーさせて滑走するから。しかも正面からの風がかなり強かったので、この上がろうとする力がより大きくなるわけで。。。

 

 

Sun Valley空港は管制塔がないので、周辺にいる他の飛行機に向けてセルフ・アナウンス!

 

Sun Valley traffic, NAVION 23K departing runway 36, right crosswind departure, east bound, climbing to 4,000, Sun Valley…

 

 

Let's GO---

 

 

さすがに最初の離陸は若干の緊張感はあったけど、このNAVIONの力強さと迫力あるエンジンの鼓動が不安を打ち消してくれました。

 

 

お陰でウィリー走行も成功!

 

 

"Check - positive, GEAR UP!!"

 

 

とコールすると事前打ち合わせ通り試験官がGEARレバーをUPしてくれました。太っとい腕の試験官でさえ、気合を入れて(!?) レバー操作してました。。。(間違いなく俺には無理だ・・・)

 

 

 

“200 (ft), FLAP UP!!”

 

 

“400 (ft), right side CLEAR!!”  =>右旋回開始

 

 

 ”AFTER take-off check list!!  GEAR UP, FLAP UP, Fuel Pump-OFF, Hydraulic Power-OFF, Engine Instrument-NORMAL"

 

 

すんなり効率よくコースに乗るのが理想

 

第一コースの目標はめっちゃ分かり易い岩山 予め地上から確認していたので、大丈夫

 

この岩山とSun Valley空港をイメージで結んだ線が第一コースライン!

 

風がかなり強いので、WCA (Wind Correction Angle)15度取るぞ!

 

 

 

と思いきや・・・・

 

 

 

DG (Directional Gyro=定針儀<簡単に言うと機首方位を示すコンパス>)がクルクルとエンドレスで回り続けてるじゃありませんか?!! とても不思議な光景で・・・何度かこぶしで叩いたら・・・一旦元に戻るんだが、再びクルクル・・(ん~使い物にならん) 

 

 

第一コースのイメージラインに乗ったら、自分のへそが目標の岩山にまっすぐ飛んでいくようにWCAを調整 DGがこんな状態なのでWCAが何度かは知らん?!

 

 

The first benchmark of that mountain is coming straightforward to us, so we are on course now!!”

 

 

ってな感じでオンコース上にいるよ!と適当に主張。。。

 

 

 

“OK, Taka.  Divert to Bullhead!”

 

 

 

Bullhead City空港は管制塔(管制官)がいる空港

 

Bullheadに機首を向けて管制塔にコンタクト!

 

 

Taka: “Bullhead Tower, NAVION 23K, 10 miles southeast of you, 3,000, inbound for the option”

 

Tower: “NAVION 23K, Bullhead Tower, make straight-in runway 35, report 2 miles on final, wind 010 at 28 knot/ gust 35”

 

ストレートインでアプローチ、2マイル手前で管制官にレポートせよ 風は010の方位から28ノット、突風35ノット

 

 

 

相変わらず・・風が強いね~ トラフィックパターンを回る時は要注意だな。。。。

 

 

 

(長くなってしまったので、つづく)

 

 

 

 

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