天空の扉へ Good day! - たか機長 45歳でプロパイロットへ😊

歳を重ねるごとに毎日が楽しい!そう思える日々を送っていきたいです。一つのパイロット・ライフスタイルを伝えていきたいです!

夕暮れ時の着陸

2010-10-26 | 訓練日誌
今日は寒い、寒い・・・
 
初雪です。日中はみぞれ交じりの暴風雨?
 
フライトは当然キャンセルでした
 
 
 
そして、
 
今夜は・・・窓の外を見るとうっすらと積もっている
 
さすがに石油ストーブ 初始動~~
 
まだ10月なんですけどね


 
最近は日没もかなり早くなってきました。
 
17時には日没です。
 
ナビゲーション訓練(長距離飛行)の帰りでちょくちょく日没の時間帯に札幌に戻ってくるときがあります。
 
街に明かりがともるころって、何かロマンチック?な感じです。
 
一気に街が忙しくなる時間帯
 
家路を急ぐ人
晩飯の仕度をする人
今晩どこで飲もうか?考えている人
 
ってな感じでガラッと人々の動きが変わる
 
 
札幌は100万人都市
 
完全に夜間飛行となれば、きっとキレイなんだろうなぁ
 

 
今日は、日が落ちて間もない時間帯の札幌への着陸シーンの映像です。

セスナ(エンジン1発のプロペラ機)なので、アプローチ速度は遅め

滑走路のライトをじーーっと見ながら着陸体制に入ります






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蝦夷富士の山頂は雪化粧

2010-10-24 | 訓練日誌
毎日のようにセスナで飛んでます

少しずつだけど、雲に対する判断が良くなってきていると自分では思ってます

これから天候が悪くなるようなので飛べるうちに飛んでおく感じです。

なんと、明後日の札幌の予報は雪・・・ 初雪が降りそう。灯油買っておくかな。


 
さて、今回は前回のフライトの続きで、第2レグ(第2コース)のお話
 
第2レグは、余市から洞爺湖の西にある豊浦(とようら)という街まで。
 

このレグは比較的コースに乗りやすい!
 
蝦夷富士と呼ばれている標高1,900mの羊蹄山(ようていざん)があり、第2レグは羊蹄山とその西あるニセコの山の間を通るイメージ
 
よって、自分のポジションをロストする可能性は殆どないので、落ち着いて手順を踏める
 
雲と山はお友達というだけあって、この一帯は雲が出やすい・・・ので注意



 
羊蹄山を真横から撮りました!山頂付近は雪化粧・・・・




 
 
洞爺湖にあるウィンザーホテル!!このホテルが見えてきたら、そろそろ進路変更の合図!

ウィンザーホテルは、いつだったか洞爺湖サミットがありましたね。各国首脳が集まったところ。
 
9月下旬に母が東京から遊びに来た時に一緒に洞爺湖まで来ました(親孝行旅行??)その時にランチ用に、このウィンザーホテル内のパン屋さんで美味しいパンを購入しました。うまかった!旅行記は後日UPします。
 






 
洞爺湖の真ん中には中島があって容易に判別できます。


 
 
 



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事業用の訓練って?

2010-10-20 | 訓練日誌
無沙汰しています!
いやぁ~寒い・・・ストーブを初始動させるか悩んでいます・・・ もう冬かな 短い秋でした


事業用の訓練も天気が悪いなりに着々と進んでいます。ほぼ毎日飛んでいる感じです

事業用の訓練は、計器飛行の訓練に比べて課目が多い・・・のが特徴


離陸にもノーマルの離陸に加えて、短距離離陸(滑走路が短い or 上昇経路に障害物がある想定)があったり、

着陸の方法もフラップを下げない着陸(フラップ故障 or 強風を想定)や、制限地着陸とって航行中に緊急着陸を強いられる場面で距離・高度の判断能力+着陸技術を養うものもあったり。もちろん、短距離離陸があれば、短距離着陸もありで・・・
 
更に失速のデモンストレーションの課目もあります。
 
教習所での車の運転練習もそうでしたね
クランクや縦列駐車や坂道発進などなど、色々な課目がありました。



これらの課目に加えて、ナビゲーション(=長距離飛行)があります。
 
計器飛行の訓練でのナビゲーションは、基本的にはコックピットの計器を見ながら決められた空の道を飛ぶ。雲の中に入ってもOK(雲はなるべく避けたいけど)

事業用のナビゲーションは、予め上空の予想風などを使って立てた飛行計画を基に外を見ながら飛ぶ(地上・地形を見ながら)有視界飛行がメインです。雲から一定の距離を保って飛ばなければなりません(雲にかすってもアウト!)つまり、雲に対する判断!!が重要です。安全・快適・経済性といった3つの主目的を達成するために総合的にフライトを組み立てることが課題です。
 


自分は雲に対する判断が1テンポどころか、2テンポくらい遅くて困りものです
 

「あー 次の目的地の方向に雲がある。あの山は標高xxxフィートだから、雲のベース(底)はxxxフィートくらいかな。だとすれば、今の高度は維持できない。じゃぁ、雲の上に避ける?いや、下に避けるべきか?今日の風はやや強い。山の風下側は山岳波<乱気流>があるかもしれない。じゃぁ、上に逃げるべき?いや、この先は気圧の谷の接近で、山沿いを中心に低い雲が広がっている可能性が高い。一度雲の上に行ってしまうと、下に降りれない可能性が高い。。。。だとすると・・・・右が左によけるしかないか。お!!右側に平野部があるので、雲との距離は確保できる。エンジンは1発しかないので、もしエンジントラブルがあった場合の緊急着陸地は確保できるかな?? この飛行機の滑空距離(エンジンパワーゼロでの最大飛行距離)はxxxマイルだ。xxxのルートを通れば、xxxにゴルフ場もいくつかあるし、安全だな。よし右に迂回することにしよう。ん~~~右に何度進路変更すればいいんだ?30°?45°?60°?迂回すると、到着予定時刻は何分遅れる?」

ってな感じで上空に雲と遭遇すると、脳みそフル回転なのです。冷静に判断できればいいけど、上空では思考回路がかなりふさがってしまうことも。やっぱり経験していくしかないのか?!



下記は、札幌から南へのモデルルートの一つです。昨日下記のルートで飛行しました。
 
おおよそ1時間半のコース




 
第一コース:(第一レグと言ってます)小樽を超えて、余市<よいち>(ニッカウィスキー工場が有名?)上空

第二コース:余市から進路を南へ変えて蝦夷富士と呼ばれている羊蹄山(ようていざん)やスキーで有名のニセコの街を通過して豊浦という町の上空まで

第三コース:豊浦から進路を東に変えて洞爺湖(洞爺湖サミットってありましたね)上空を通って苫小牧の西まで

第四コース:苫小牧西から進路を北に変えて、左手に支笏湖を見ながら、札幌市街へ
 
 
例えば、第一コースで、あの町は間違いなく余市だ!!と確信するために自分なりの目印を設けておきます。つまり、町の特徴をイメージしておかないと間違ったポイントで進路変更してしまう致命的なミスにつながります。







自分なりの余市のイメージ(特徴)は・・・
 
1.比較的大きい余市川がある
2.余市川に3つの橋がある
3.真ん中の橋の手前には、茶色い屋根の倉庫群(ここがニッカウィスキー工場!!)
 
 
このことを地点評定と言います。北海道の町の漢字が読めないことが多々あり・・・アイヌ語の当て字が多いとか。たとえば、倶知安 くっちゃん って読みます。
 
 
さぁ、下記は余市の町を上空から撮影したもの。どこに余市駅があるでしょう????





 
地点評定って難しい・・・




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