天空の扉へ Good day! - たか機長 45歳でプロパイロットへ😊

歳を重ねるごとに毎日が楽しい!そう思える日々を送っていきたいです。一つのパイロット・ライフスタイルを伝えていきたいです!

タッチアンドゴー訓練@旭川空港

2010-06-24 | 訓練日誌
札幌は、ここ数日悪天ベースです。。。曇り・雨の連続で肌寒い 
長袖のシャツで過ごしています。

 
3日前から先輩方の実機試験があり、東京から航空局の試験官を迎えて学校はピリピリモードでした。自分の任務は丘珠(札幌)飛行場に先乗りして準備(オイル点検・燃料チェック・機内清掃などなど)をすること。試験官と直接顔を合わせるということで、久しぶりのスーツでした。サラリーマン時代もスーツではなかったため・・・慣れない服装はやはり疲れます。でも、実機試験ではスーツ&革靴で操縦なんだよなぁ
 
 
 
気持ちいい晴れ間の中、旭川空港でタッチアンドゴー(離着陸)訓練を行った模様をシェアします。
 
旭川空港のトラフィックパターン(場周経路)をグルグル回って、ひたすら離着陸を繰り返す訓練です。
 
パイロットの腕の見せ所の一つは着陸!!きちんとマスターせんとどこの航空会社にも入れません(>_<)




 
映像ちょこっと解説
 
場周経路の本来の目的は、着陸する航空機の流れを整えるために、滑走路周辺に設定された飛行経路です。
飛行経路は主に4つのレグで構成されています。
映像では、主にベースレグからファイナルレグ=>着陸の模様が含まれています。





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2009年11月 サンタバーバラへIFRナビゲーション

2010-06-20 | 訓練日誌
一昨日は女満別に続いて釧路経由で中標津へ行ってきました。といっても、操縦は試験が近い先輩が行い、自分は後席でオブザーブという形でずっと観察です。
 
操縦せずとも勉強になることはたくさん

 
特に雲に対するジャッジ
 
遠くに見える雲は上昇せずとも避けられるか?! その目安を把握

近所の山の標高さえ分かれば直下の雲のトップが分かる(例:標高6,000フィートの山の3分の一が見えていたら、雲のトップは4,000フィートくらいと分かる)
 

 
さて、昨年11月にアメリカでの訓練中にIFRナビゲーションでサンタバーバラに行った映像が残っていました。


(クリックすると大画面になる)



ベースであるチノからサンタバーバラへは約1時間半の旅でした。初めてのIFRナビゲーションということで、管制官とのやりとりがキーになるのですが、ハラハラドキドキだったことを思い出します。

 
サンタバーバラは学生時代、友人が留学していた街(LAから車で確か3時間くらい北上だったかな) 
 
海の側で気候も良くとても過ごしやすい街
 
何度も遊びに行って街や海辺の探索、友人のオープンカーに乗ってカリフォルニアの風を楽しんだ想い出などが頭をよぎりました。まさか、空から再訪するなんて思ってもいなかった。
 
 
サンタバーバラ空港への着陸は美しい景色にみとれて?ハード・ランディングになってしまったが、初の洋上飛行を経験したり、空港隣接のエレファント・カフェという雰囲気の良いお店でデザートをいただいたりと結構楽しめました


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海辺に住みたい!



空港隣接のエレファント・カフェ♪



おいしいヴリュレをいただきました!でも、大きすぎ・・・(さすがアメリカ)



Baron BE58(双発機)IFR 初フライト Vol.4

2010-06-16 | 訓練日誌
今日は久しぶりの雨
 
日が照っていないと肌寒く長袖です。
 
昨日は初めて札幌から釧路上空を経由して女満別へロングナビゲーションに行ってきました。いやぁ、疲れた・・・
 

 
さて、今回は初フライトシリーズ最終回です!
 
旭川空港への精密進入(ILSアプローチ)の模様をUPします。計器しか映っていないので、つまらないかもですが・・・
 
 
 

 
映像ちょこっと解説
 
以前の記事でも紹介しましたが、精密進入では、空港隣接の航空無線施設から放射させている電波ビームに乗りながら滑走路へ向けて進入します。
 
電波は横の電波、縦の電波があって、これら電波にうまく乗ることによって、3次元的に正しい進入経路(パス)を維持していきます。








縦横の電波にうまく乗れているかを示す計器があります。HSI(Horizontal Situation Indicator)です。左右方向のずれ(水平)は、縦に伸びている黄色の針が示します。上下方向のずれ(縦)は、計器でちょうど9時と3時の位置に黄色い四角系(正確には台形)で示されます。写真ではこの四角形は表示されていません。。。実際に電波に乗ると現れます。
 
どんぴしゃで縦横の電波に乗っている状態は、真ん中の黄色の針がピタッと1直線、かつ、横に表示されている四角形が9時・3時の方向に位置している時です。

 
 

 
下記は旭川ILSアプローチチャートの一部です。上の図が平面図、下の図は垂直断面図です。
 
映像では黄色の線の部分がカバーされています。


 


181度のコースで3,500フィート(高度約1,000m)まで降下=>水平飛行
左旋回しながら、コース343度のコースに会合(横の電波に乗る)
そして降下開始(縦の電波に乗りながら、横の電波と仲良く付き合っていく) ほんとに微妙な操縦桿の操作が必要になってくる。これが難しい・・・



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本日旭川上空で初の雲中飛行♪

2010-06-11 | 訓練日誌
本日も札幌から旭川まで行って精密進入(ILSアプローチ)とタッチアンドゴー(離着陸訓練)
 
朝方は旭川空港の南18km付近 高度3,500フィート(約1,000m)に雲海が広がっていました!ものすごい分厚い雲という訳ではなく、雲の種類としては層雲系でおおよその雲の厚さの目安は1,000フィート(300m)前後。高気圧圏内にあって風が弱い時に発生するケースが多いようです。
 
もちろん、雲を突っ切りながら旭川空港への最終進入となり、実は・・・初めて雲の中に入りました

 
 
コックピットから見える雲海は幻想的でちょっと感動♪怖さは一切なく、逆に自分の心を落ち着かせてくれました。操縦中だったので、じっくり鑑賞することは出来なかったけど、雲の中でも飛べるようになったんだなぁ~と感慨を覚えたのでした。


 
ちょっと分かりにくいかもしれなけど、その時の映像をUPします。後部座席にいた同期の訓練生が気を利かせてアングルを調整してくれました。今回はいつもと趣向を変えて音楽を入れてみました(センスかいかも?)先日、かなり遅いですが・・・Good Luckというキムタク主演のパイロットのドラマを見ました。。。そのサウンドトラックの1曲をセレクト♪
 
 
 
映像ちょこっと解説: 計器編
 
下記オレンジで囲ってある計器は”昇降計”(Vertical Speed Indicator)と言います。
1分間当たりの上昇や降下の高度の変化の割合を指示します。例えばゼロの下側にある5を指す時は、1分間当たり500フィートの降下率で降下中という意味です。精密進入では500フィート付近をターゲットとして状況に応じて調整していきます。どうやって??操縦桿を押すと機首は下がり=>降下率も上がる(昇降計の針が下側へ向かう)


 

この計器は姿勢指示機(Attitude Indicator)と言います。
ちょうど真ん中にある飛行機のようなもの(ミニチュア・エアクラフト)と水平線(計器真ん中の水平線)によって、飛行機の姿勢を指示するものです。外側にある一番細かい目盛は10度です。水平線に対して翼を何度傾けて旋回するのか分かります。計器飛行では30度の範囲内で旋回します。映像では左20度に傾けて左旋回しています。


 
 
この計器は高度計(Altimeter)です。
左側になる小さな窓は1,000フィート(300m)単位、外側の大き目の数字は100フィート(30m)単位です。映像では3,500フィートから降下を開始しています。










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計器飛行訓練 1/3を終えて

2010-06-09 | 訓練日誌

6月に入り天候も良く、本格的に飛び始めました
 
本日時点でエンジン2機の双発機バロン(BE-58)での計器飛行訓練は約10時間半
 
東京航空局の試験官による実機試験までに35時間飛ぶ予定なので、プログラムの1/3が経過したことになります。 はやっ
 
試験日程は7月中旬を予定しており、今週後半には試験申請を行います。残り1カ月と1週間・・・
 

 
これまでは、札幌から旭川まで約30分のIFRフライトを行い、
 
 
旭川上空で
 
ILSアプローチ(精密進入=縦・横の電波に乗りながら着陸へ向けてアプローチする) ILS=Instrument Landing System

Holding patternの練習(天候の悪化・空の交通状況・滑走路閉鎖などによる上空待機の手法)

タッチアンドゴー(離着陸を繰り返して主に着陸の技量を上げる)
 
を中心に練習してきました。
 
 
ここ最近は天候に恵まれていて、旭川では気温25℃まで上がる日が多いです。操縦中はテンパってることもあり、汗だくになるケースも・・・多少は初フライトより外の景色を楽しめるようになりました。とはいえ、無理やり外の景色を見て「落ち着け~~~!」と心に唱えているのだけれど。。。
 
 
実機訓練で難しいなぁ~~と思っている点は
 
 
何といっても「風を読む」ということ。風を読むことによって、所定のコースを維持するために機首の方位を何度にすべきか?!1度単位で決めることができます。っが、、、、そう簡単に読むことは出来ない・・・ 明日は同じ風向・風速ってことはない。高度によっても風のトレンドは違う。例えば、上空5,000フィート(1,500m)の風と空港(地上)の管制官が伝えてくれる風は違います。空港の管制官が伝えてくれるのは、滑走路から高さ10M(33フィート)の平均風速です。一般的には地上に行くに従って風速は弱まります。もちろん、地上の風の情報は参考にしますが、上空で読んでいた風から着陸に向けて徐々に調整(調整幅を狭めていく)していく必要があり、この調整率が何とも難しい・・・
 
 
気流が悪いときの対処に戸惑う・・・ケース多々ありです。気流が悪い時は機体が左右に滑るように横揺れしたり、上昇・下降気流に遭遇すれば急な高度変化が起きたり。これは地上のシミュレーターでは体験できないことで、実際に上空で体感しないと分からない部分でもあります。ついつい、計器の針を追っかけてしまい、操縦桿もそれにつられて右・左 ドタバタさせてしまう。気流が悪い時こそ、それに動じず操縦桿を動かさない!足元にあるラダーペダル(方向舵=機体後部の垂直尾翼に付いている)にしっかり足を当てて気流に負けないようにすることが大切と学びました。
 
 
パワー(コックピット中央にあるレバー)の微妙な調整の仕方・握り方への戸惑い・・・パワーのレバーは中央に6つあるうちの真ん中の2つです。右側は右エンジンのパワーです。なるべく出力を左右エンジン一緒にするべきですが、こえがまた難しい・・・まずは自分なりの握り方を確立せねば。。。パワーばっかりに気を取られてしまうと高度が落ちたり、速度がずれたりと情けないことに。パッパッと所定のパワー設定に調整できるようになるまで、もう少し時間がかかる気がします。。。

 
 

後部座席で出番を待っているときに撮った写真を皆さんとシェアりんぐ
 

旭川 ILSアプローチで着陸間近の地上から約200フィート(60m)からの見え方


 
 
山頂にはまだ雪が・・・





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Baron BE58(双発機)IFR 初フライト Vol.3

2010-06-04 | 訓練日誌
ここ数日、札幌寒いですけどぉ・・・・今晩は吐く息が白かった 6月なんだけど。
 
今晩はストーブON!
 
 
さて、今回は双発機バロンでの初フライトシリーズ Vol.3です
 
いよいよテイクオフ!といっても外の景色は映っていないのだけれど(復習用に後部座席に座っている訓練生に撮ってもらってます)
 
 
 
映像ちょこっと解説
 
エンジンランナップを終えて "BEFORE TAKEOFF CHECK LIST"
 
管制官(TOWER)に離陸準備できましたよ~と伝えます
「Sapporo TOWER, ready for departure!」
「LINE UP AND WAIT」と言われました。これは、滑走路エンドまで行って待機せよということです。
 
いよいよ滑走路(RUNWAY 14)のエンドへ向けて走行開始=>滑走路エンドで離陸許可を待ちます。緊張のあまり?管制官の「CLEARED FOR TAKEOFF」を聞き逃す・・・
 
Semi-Standing Takeoffの方式を取っています。エンジン回転数を2,000回転に合わせてブレーキリリース!機体が安定して前進しているのを確認してフルパワー
車で例えるなら、ギアをニュートラルにして回転数を2,000回転にセットしてドライブにシフト 車が安定して前へまっすぐ進んでいるのを確認してアクセルをべた踏み・・・
 
浮上する際に操縦桿を引き起こす(ローテーションと言う)速度は、86ノット(時速160KM)
上昇速度は110ノット(時速203km)
 
 
明日も旭川へ行ってきます!
天候も良さそうだ。
明日は旭川空港でILS(精密進入)に集中らしい
旭川で小型機が飛んでいたらほぼ間違いなく・・・Takaです。旭川に訓練機がやってくるのは1機らしいので。
 
見つけたらご一報を!






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ラスベガス マッカラン国際空港 ファイナルアプローチ!

2010-06-03 | その他飛行機関係




昨年12月に米国での訓練を終えてご褒美として再度べガスに行ってきました。
 
上記写真は同行した友人が撮影

 
 
飛行機を近くで見れる場所はないか、空港周辺を探訪していたらナイス・スポット発見
 
着陸寸前の飛行機をこんな間近で見るのは初めて
 
小・中型機の旅客機や軍用機までやってきました。
 
 
大迫力の音声 
 
 
いやぁ、しびれました~~
 
 
夕暮れをバックに着陸する姿はまた絵になるんだなぁ。
 
 
今度こそはカジノで勝つぞ~と意気込んでやってくるんでしょうなぁ。
 
中々勝てない・・・んだけど。







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