本日も札幌から旭川まで行って精密進入(ILSアプローチ)とタッチアンドゴー(離着陸訓練)
朝方は旭川空港の南18km付近 高度3,500フィート(約1,000m)に雲海が広がっていました!ものすごい分厚い雲という訳ではなく、雲の種類としては層雲系でおおよその雲の厚さの目安は1,000フィート(300m)前後。高気圧圏内にあって風が弱い時に発生するケースが多いようです。
もちろん、雲を突っ切りながら旭川空港への最終進入となり、実は・・・初めて雲の中に入りました
コックピットから見える雲海は幻想的でちょっと感動♪怖さは一切なく、逆に自分の心を落ち着かせてくれました。操縦中だったので、じっくり鑑賞することは出来なかったけど、雲の中でも飛べるようになったんだなぁ~と感慨を覚えたのでした。
ちょっと分かりにくいかもしれなけど、その時の映像をUPします。後部座席にいた同期の訓練生が気を利かせてアングルを調整してくれました。今回はいつもと趣向を変えて音楽を入れてみました(センスかいかも?)先日、かなり遅いですが・・・Good Luckというキムタク主演のパイロットのドラマを見ました。。。そのサウンドトラックの1曲をセレクト♪
映像ちょこっと解説: 計器編
下記オレンジで囲ってある計器は”昇降計”(Vertical Speed Indicator)と言います。
1分間当たりの上昇や降下の高度の変化の割合を指示します。例えばゼロの下側にある5を指す時は、1分間当たり500フィートの降下率で降下中という意味です。精密進入では500フィート付近をターゲットとして状況に応じて調整していきます。どうやって??操縦桿を押すと機首は下がり=>降下率も上がる(昇降計の針が下側へ向かう)
この計器は姿勢指示機(Attitude Indicator)と言います。
ちょうど真ん中にある飛行機のようなもの(ミニチュア・エアクラフト)と水平線(計器真ん中の水平線)によって、飛行機の姿勢を指示するものです。外側にある一番細かい目盛は10度です。水平線に対して翼を何度傾けて旋回するのか分かります。計器飛行では30度の範囲内で旋回します。映像では左20度に傾けて左旋回しています。
この計器は高度計(Altimeter)です。
左側になる小さな窓は1,000フィート(300m)単位、外側の大き目の数字は100フィート(30m)単位です。映像では3,500フィートから降下を開始しています。

ぽちっと押してもらえるとモチベーションUPします