天空の扉へ Good day! - たか機長 45歳でプロパイロットへ😊

歳を重ねるごとに毎日が楽しい!そう思える日々を送っていきたいです。一つのパイロット・ライフスタイルを伝えていきたいです!

合格!!!!!

2011-08-13 | 訓練日誌

 

昨日午後、事業用操縦士 実地試験の合格をいただきました

 

フライトはぶっ続けの4時間20分・・・ 午前8時50分テイクオフ

 

ルートは、

往路:札幌~登別~静狩~八雲~森~函館

復路:函館~森~八雲~弁慶岬~積丹岬~銭函~札幌

 

激戦の跡(航空図) 

 

いやぁ~疲れましたぁ。お水も補給できなかった。

 

 

朝一番の気象ブリーフィングは、前夜に千歳の気象予報官からヒアリングしていたので、何も突っ込まれずに済みました

 

天候は予想通り晴れベース

 

雲はScattered 4000~5000

 

まずまずの天候でした。

 

ただ、上空は結構強い西風で、測風の結果、真西40ノット前後はあったと思います。

 

当初、函館でタッチアンドゴーでそのまま復路を飛んでくださいと言われたが、、、断りました。

 

タクシーバック(着陸後、誘導路を通って離陸位置まで戻る)をして、3分少々準備の時間を割いて、気持ちの入れ替え&復路へ向けての準備をしたかったから。

 

上空でやんや言われましたが、基本的にはスルー! あくまでも自分のペースで、(なるべく)冷静に対応するよう心がけました。

 

フライトを終えて学校に戻ってからのブリーフィングで、あーだこーだ色々とご指導?いただきましたが、

 

試験官:「まぁ、基本飛行機をちゃんと飛ばせているし、事業用操縦士のレベルには何とか達しているかな。合格です」

 

その言葉待ってたよ!!! 先に言ってほしいんですけど・・・

 

今回の事業用の試験は長い戦いでした。。。

 

東京で仕事をしながら、週末・有給を利用して札幌に通っていたので、試験に向けてのプランニングが重要でした。

 

 

今回の勝因は・・・(自分なりの分析)

 

オーラル対策(口頭試問)は試験1週間前で仕上げたこと ←これにつきる

亀のようにコツコツ 一歩ずつ! たとえ15分でも勉強したこと

試験でフライト中は、ミスしても言い訳をせず、素直に認め、気持を切らさず必ずリカバリーするぞ!といったようなスタンスで臨んだこと

 

もちろん、サポートしてくれたみんなの力がなければ成功しなかったと思います。

みんなの優しさにホントに感謝ですね。

今日からは今度はサポートをする番! 自分にできること&経験をみんなに伝えていきたいと思います。

 

昨晩は久しぶりのビール!

こんな旨いビールは久しぶりだ。

 

思い起こせば、ちょうど2年前 教官と初めてセスナで空を飛びました。

あのときは、訳分からん状態で、体かちかち状態 「うぉ~~俺空飛んでるよ」みたいな・・・・

 

あれから2年

アメリカに渡って自家用操縦士、多発限定、計器飛行証明を取得

帰国後に日本の計器飛行証明

そして今年の2月に再度アメリカへ行きアメリカの事業用操縦士

そしてそして、昨日、よーやく日本の事業用操縦士(アメリカに比べて100倍大変・・・)

 

感慨にひたる

 

総飛行時間 278時間28分

 

さぁ、いよいよ就職戦線へ

必ずチャンスはあると信じて

 

なんかワクワクしてきたぞ!

 

今朝、4週間ぶり?くらいにTVを見ました。

ちょうど世の中はお盆なんだ。。。

 

今日の夜中に苫小牧からフェリーで東京へ戻ります・・・(お盆=航空機代 高すぎ)

むかーし、よくバイクを載せてフェリーで北海道へツーリングに来てたっけ。懐かしい~

 

余韻にひたりながら、気持ちを切り替えよう。

 

PS: 今朝、母からお祝いの電話が。「あのー スカイメイトはパイロット募集、そろそろ出るんじゃないの?」 スカイマークだろ!!とあえて突っ込みませんでしたが・・・

 

 

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試験初日 無事に終了~!

2011-08-11 | 訓練日誌

 

試験初日終了!!

 

オーラル試験(口頭試問) 約1時間

連続離着陸試験@札幌飛行場 約1時間

 

無事にパスしました。

 

いやぁ、暑かった。。。もう汗だくです。スーツ&ネクタイなんで、さらに暑さ倍増

 

さすがに上着は失礼しましたが・・・

 

数日前の天気予報とは裏腹に晴れベースで推移!!

 

ただ、サハリン近辺に低気圧(元台風)があり、等圧線の間隔が狭いことから、風が強かった(汗)

 

因みに実技試験の時間帯の風はこんな感じでした。。。

 

RJCO=札幌(丘珠)飛行場

14時の飛行場現況

風は300度の方向から14ノット(平均風速7m/秒)

Gust26ノット(最大瞬間風速26ノット<13m/秒> 

気温32℃、露点温度(水蒸気が液体に変わる温度)16度

雲FEW3000フィート(空を8分割した場合、8分の一の雲量が3000フィートにある 雲の種類は積雲Cumulus)

雲Scatter20000フィート(空を8分割した場合、8分の三の雲量が20000フィートにある 雲の種類は巻雲<すじぐも>Cirrus

気圧は、29.38インチ

 

14:00 RJCO 110500Z 30014G26KT 9999 FEW030 SCT200 32/16 Q0995 RMK 1CU030 3CI200 A2938=
13:00 RJCO 110400Z 29016G26KT 9999 FEW030 SCT200 32/16 Q0995 RMK 1CU030 3CI200 A2939=

 

さて、残すはロングフライト(ナビゲーションフライト)です。

 

行先は函館へ

 

エンジン不作動になった場合の緊急着離などの課目も含まれます。

 

イメトレしないと・・・

 

明日の天候について千歳の気象予報官に電話しました。

 

明日は概ね晴れベース!!!ただ、ところどころ雲があるけど・・・

ポイントは乾いた空気が北海道に流入とのこと(空気に含む水蒸気が少ない=雲は少な目の見通し)

だから、気圧の谷の中にあっても、比較的安定して推移することでしょう。

 

さて、お風呂にお湯が溜まりました!

 

ゆったりつかりながら、イメージフライトしてきます。

 

ここまできたら、なんか合否なんか関係なくなってきた(気持ち的に)

 

自分の力を出すこと!

 

これに尽きる

 

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予報が若干変わったぞ!!

2011-08-08 | 訓練日誌

今日はナビゲーションフライト(旭川方面)とタッチアンドゴー(連続離着陸)の訓練でした!

 

午後からのフライトでしたが、旭川南東の十勝岳近辺はものすごい積乱雲でした。あの中に入ったら死にますな・・・

 

日照と共に下層が温められ上昇流が発生

 

そもそも最近は温暖+湿った空気が北海道にも入ってきているので

 

積乱雲の生成条件がばっちりの状況なのです。

 

注意深く外部監視をして、危険を事前に回避しないといけません。

 

各種離着陸については、おおよそイメージが付いてきました(自信もついてきた)

 

ただし、制限値着陸(180アキュラシー)という課目だけは、まだだ・・・

 

なかなか所定の接地帯標識にぴしゃりと接地できません。

 

明日の訓練ではこの課目が中心になるのかな。

 

 

ところで、天気予報が若干変わってきました!!!Good!!

 

試験2日目の12日(金)の予報から雨マークが消えたのです。

 

地上天気図の予想図を見ると、停滞前線が東北地方南部まで下がってくる感じですね。ただ、停滞前線の北側に広い範囲で雲が広がりやすいという特徴(一般論)があるので、晴天は期待できないでしょう。

 

つまり、悪天が1日早まって、水・木に前倒し

 

これから北海道にやってくる低気圧は台風から温帯低気圧に変わったものなので、まとまった降水が予想されます。風も強いのか?!

 

何はともあれ、金曜フライトできるか 勝負です。そこに照準を合わせます!

 

 

 

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天気が・・・・

2011-08-08 | 訓練日誌

北海道も暑い!!

  

日中は30℃を超えてます。。。夜はちょうどいいんだけど。

 

さてさて、いよいよ試験が迫ってまいりました。

 

天気予報が良くないっす・・・

 

大型の台風が沖縄から北上して、ちょうど週の後半に温帯低気圧に変わって北海道にやってくるという予報です。

 

そこに停滞前線が・・・

 

 

予報ではちょうど試験日に前線が北海道上空を通過だって。

 

ま、予報は予報でまた変わるかもしれませんが、ちょっと覚悟はしといたほうがいいかもしれません。

 

フライトに出れたとしても厳しい戦いが待っているかも?!

 

とにかく、モチベーションを維持してできる限りの準備をしよう

 

昨晩、数人から疲れてますね~と言われてしまった。

 

自分ではそれほど疲れたという意識はないのだけれど

 

昨晩は21時にコンタクトも外さず、電気つけっぱで就寝・・・

 

起きたのは6時半過ぎでした。

 

こりゃぁ、疲れているなと自己認識

 

今日は敢えてオフとして、午前中はゆったり・まったり

 

午後は涼しいホテルで自習して夕方過ぎに散髪!(シャープに仕上げてもらいました!)

 

明日は午後からフライトです!何とか仕上がるといいんだけど。

 

 

そうそう、先日訓練生のソロのクロスカントリー(ロングフライト)の付添いとして出かけました。

 

好きな方面に飛んで行ってもいいですよと言ってくれました。やさしい~ 試験想定のポイントを巡ってきました。

 

写真前方に見えるのは朱鞠内湖(しゅまりないこ) 旭川から北北西約80KMくらいにある大きい湖です。

 

このくらいの雲高さだったらジャッジも容易なんだけどなぁ。いい勉強になりました。

 

 

 

 

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晩飯作戦

2011-08-01 | 訓練日誌
昨日は、ロングフライト(ナビゲーション)+タッチアンドゴー(離着陸訓練)
今日は、タッチアンドゴーのみでした。
 
 
いつもは、もう一人の訓練生と共にフライトに出かけますが、昨日は試験想定ということで、ロングフライト往復を1人で行いました。
 
連続休憩なし3時間半。。。。さすがに疲れましたぁ~~
 
教官より必要な手順は仕上がっているとコメントあり。問題は様々な要素を考慮してのジャッジ!!特に雲・・・
 
最近は夏の主役である太平洋高気圧のパワー不足で、オホーツク高気圧が張り出しているので、比較的寒冷かつ湿潤な空気が流れ込んできています。このおかげで、山沿いに雲がべったりな状況で、昨日のフライトも上空で計画経路を変更することになったのでした。今週後半にかけて、太平洋高気圧(温暖+湿潤)の勢力が増してくるようなので、夏らしい天候になるのかな。対流雲(積雲や積乱雲)に要注意!! ”大気の安定度”がキーワードになりそうです。
 
 
こんな天気だったら大丈夫なんだけどなぁ。
 
(手前ニセコから羊蹄山の風景)
 
 
 
 
 
さて、13日まで札幌滞在予定ですが、毎日ホカ弁やコンビニは金銭的にも健康面でもNGと思い、シリコン製のスチーマーとやらをドンキホーテで買ってきました。これは、かなり優れもの! 電子レンジでスチームできてしまう。さっそく材料を購入 (キャベツ、ネギ、薄い豚肉、もやし)
 
これがうまい! 塩かポン酢で最高
 
野菜ってこんなにうまいのかぁと再認識しました。
 
 
 
スチーム前
 
 
 
ふたをして
 
 
 
出来上がり!!
 
 
明日から3日間、訓練生の同期2人が一足先に事業用操縦士の試験です。
しっかり全力サポートしたいと思います。
 
 
 

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事業用操縦士試験日決まる

2011-07-29 | 訓練日誌
ご無沙汰しています。
 
いよいよ事業用操縦士の試験日程が決まりました!!
日取りは8/11~12です!
 
勉強に集中すべくブログは放置プレー・・・となってました。
 
 
ちゃんと生きてます!
モチベーションもMAXです!
 
 
今日から試験まで札幌滞在予定です。
最後の追い込みになります。
 
試験は去年の計器飛行飛行証明の試験と同様に長丁場になります。
 
まず、口頭試問(オーラル) 約1時間 面接式で試験官の質問に答えます。範囲は非常に幅広い・・・(気象、法規、機体構造、航空管制、航空安全、航空工学、航空情報、運航)
 
 
第一関門を突破すると・・・
 
VFR Navigation Flight(有視界飛行でのロングフライト:推測航法+地文航法<地点評点をしながら>) 行先は旭川か函館 フライト時間はおおよそ3時間くらいか?!
 
 
これを突破すると・・・・
 
ホームベースの札幌丘珠飛行場での各種離着陸(ノーマル離着陸、短距離離着陸、ノーフラップ着陸、スリップ着陸、ゴーアラウンド、180アキュラシー<場周経路でエンジンカットされ、所定の接地帯標識にぴしゃっとタッチダウンしないといけん>)
 
面接が1時間
フライトが約4時間
 
しかも北海道といえでも、気温高い+スーツ+ネクタイで受験です。
 
 
 
 
準備の方はどんな感じ??
はい、オーラルは道筋が見えてきた(東京のファミレスドリンクバーのはしごでやってきた)
フライトはまだ不安あり・・・
 
やはり、雲のジャッジがどんくさい・・・
 
「あーどうしよう・・・上?下?右?左? どっちに回避すべきか?」
 
雲に突っ込んだらアウトなので・・・
 
回避には様々な要素が絡んできます。
 
雲の種類(層雲?積雲?)
雲の量(ぱらぱら? びっしり覆われている?目的地の空港の雲の状況は?)
今後の天気の推移
セスナのパフォーマンスは・・・? 前の雲は上昇してクリアできるのか?
 
とまぁ、こんなイメージです。
 
また、回避するということは、予定経路から外れるわけで・・・
 
ということは、目的地の到着予定時間も変わるかもだし、着陸へ向けての降下開始ポイントも予定とは違ってくるかもしれません。
 
 
とまぁ、全体のフライトマネージメントが問われる感じでしょうか。
安全に 快適に 経済的に
 
 
明日からこれらの課題を克服していくぞ!!
 
 
 

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FAA Commercial 受験記(2)

2011-03-04 | 訓練日誌

いよいよ実地試験(フライト)です!!

 

風・・・めっちゃ強いよ。勘弁してくれ~

 

下記動画は試験しょっぱなの離陸シーン  エンジンの音がGOOD

 

 

エンジンのご機嫌はいいようだ!すんなりエンジン・スタート! いいぞ NAVION

 

(実は今までの訓練で1発でかかった試しがなかった・・・

 

 

 

この機体、前のブログ記事で1964年式と書きましたが、タイプミスしました。1946年式です・・・何でも試験官が18歳の頃、同じようにCommercial Licenseの試験を受けるときにこの機体だったのだそう。こ、、光栄でございます

 

 

 

Landing Gear(車輪)およびFlapレバーがかなり固いので、機体に乗る前に試験官にお願いをしました。

 

自分がオーダーするので、試験官が実際にレバー操作をしてくれと。試験官もよーく分かっていたようで、快諾してくれました

 

 

 

TAXI中に(滑走路脇の誘導路走行中に)Navigation Logに沿って簡単にテイクオフ・ブリーフィングを行う。

 

その後、試験官から、「最初のコースに乗って間もなくBullhead City空港にダイバートをかけるので、適宜に対応しろ。Bullheadでエアポート・ワーク(各種テイクオフ&ランディングなど)を行う予定」とのこと。

 

 

 

エンジン・ランナップ(試運転)およびBefore take-off checkを済ませたところで、離陸はSoft field take-offを支持される

 

Soft field take-offは、舗装されていない滑走路(例:土の滑走路)を想定して行う離陸の手法で、なるべく前輪に負荷をかけないようにウィリーしながら離陸滑走するイメージです。このウィリーが気持ち悪い・・・だって、機首が上がろうとするところを、操縦桿をpush, push, pushしながら機体をウィリーさせて滑走するから。しかも正面からの風がかなり強かったので、この上がろうとする力がより大きくなるわけで。。。

 

 

Sun Valley空港は管制塔がないので、周辺にいる他の飛行機に向けてセルフ・アナウンス!

 

Sun Valley traffic, NAVION 23K departing runway 36, right crosswind departure, east bound, climbing to 4,000, Sun Valley…

 

 

Let's GO---

 

 

さすがに最初の離陸は若干の緊張感はあったけど、このNAVIONの力強さと迫力あるエンジンの鼓動が不安を打ち消してくれました。

 

 

お陰でウィリー走行も成功!

 

 

"Check - positive, GEAR UP!!"

 

 

とコールすると事前打ち合わせ通り試験官がGEARレバーをUPしてくれました。太っとい腕の試験官でさえ、気合を入れて(!?) レバー操作してました。。。(間違いなく俺には無理だ・・・)

 

 

 

“200 (ft), FLAP UP!!”

 

 

“400 (ft), right side CLEAR!!”  =>右旋回開始

 

 

 ”AFTER take-off check list!!  GEAR UP, FLAP UP, Fuel Pump-OFF, Hydraulic Power-OFF, Engine Instrument-NORMAL"

 

 

すんなり効率よくコースに乗るのが理想

 

第一コースの目標はめっちゃ分かり易い岩山 予め地上から確認していたので、大丈夫

 

この岩山とSun Valley空港をイメージで結んだ線が第一コースライン!

 

風がかなり強いので、WCA (Wind Correction Angle)15度取るぞ!

 

 

 

と思いきや・・・・

 

 

 

DG (Directional Gyro=定針儀<簡単に言うと機首方位を示すコンパス>)がクルクルとエンドレスで回り続けてるじゃありませんか?!! とても不思議な光景で・・・何度かこぶしで叩いたら・・・一旦元に戻るんだが、再びクルクル・・(ん~使い物にならん) 

 

 

第一コースのイメージラインに乗ったら、自分のへそが目標の岩山にまっすぐ飛んでいくようにWCAを調整 DGがこんな状態なのでWCAが何度かは知らん?!

 

 

The first benchmark of that mountain is coming straightforward to us, so we are on course now!!”

 

 

ってな感じでオンコース上にいるよ!と適当に主張。。。

 

 

 

“OK, Taka.  Divert to Bullhead!”

 

 

 

Bullhead City空港は管制塔(管制官)がいる空港

 

Bullheadに機首を向けて管制塔にコンタクト!

 

 

Taka: “Bullhead Tower, NAVION 23K, 10 miles southeast of you, 3,000, inbound for the option”

 

Tower: “NAVION 23K, Bullhead Tower, make straight-in runway 35, report 2 miles on final, wind 010 at 28 knot/ gust 35”

 

ストレートインでアプローチ、2マイル手前で管制官にレポートせよ 風は010の方位から28ノット、突風35ノット

 

 

 

相変わらず・・風が強いね~ トラフィックパターンを回る時は要注意だな。。。。

 

 

 

(長くなってしまったので、つづく)

 

 

 

 

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FAA Commercial 受験記(1)

2011-02-17 | 訓練日誌

東京に戻り、先週までの青い空  vs. 朝の満員山手線・・・ このGAPに苦しんでいます(2月から会社が新宿から品川に引越した)

 

今回の旅は札幌の訓練生同期と一緒だったので、とても楽しかったし、励まし合いながら(?)取り組むことができました

 

試験は日本と同様、Oral(=口頭試問)/ Flightの2本立てです。

 

Oralではひねった質問はされません!とはいえ幅広い範囲の中から聞かれるため、基本的な部分はきちんと押さえておかなければなりません。

 

渡米1週間前、ちょうど学科試験の予習が終わってからOral対策に取り掛かりました。最後の詰めとして、試験会場のアリゾナに入ってから気合いを入れて頭に入れた感じです。前夜にT君と特に混乱しやすい空域について質問を出し合って理解を深めました(再確認)

 

T君は余裕で・・・ビール飲んでたけど(すげっ)

 

 

試験当日の午前中に実機訓練、午後に本チャン試験といった流れです。

 

この日は比較的風は穏やかでした。クラシックな機体:NAVIONにも慣れてきて、エアワーク及びエアポートワークの訓練も上々の仕上がり

 

さぁ、本番だ 

 

・・・と思いきや

 

自分の試験会場はグランドキャニオンの麓にあるCAVERN Airportだそうで。。。 しかもこの空港、Dirt(舗装されていない土の滑走路)はぁ~? (聞いてねーよ)と心の中で叫び まさか、試験でリアルなSoft field take-off/ landingをやるとは・・・かなり動揺してしまった。

 

ところが、神は味方したのか、現地CAVERNの気温がマイナス11℃で担当インストラクターが「こりゃ無理だな・・・寒すぎる。危険だ」とコメント 翌日、試験官がアリゾナに帰ってくるので、翌日早朝に試験延期となったのでした。

 

延期のおかげで、この日はぐっすり眠ることができました そう、体調は万全  朝7時(朝焼け前)から試験官を待っていましたが・・・さすがアメリカ!!試験官がやってきたのは正午過ぎ・・・(おいおい)

 

体調は万全でしたが・・・風が・・・強すぎる

 

Head windRWYに対して正対風)でしたが、30 knot/ peak gust 39 knotというコンディション 大丈夫かなぁ。。。

 

外の様子を気にしながら・・・まずはOralから! 試験官のオフィスで約1時間のOral試験でした。聞かれた範囲は広く・浅くという感じ。乗る機体NAVIONのエンジンについて、Commercial pilot privilege, Weather Informationそれから空域はもちろんのこと、低酸素症(Hypoxia)や過呼吸(hyperventilation)などメディカル関係、Navigation Logの説明、また飛行機の模型を使いながら、シャンデル・Lazy 8ってどんなもんか&何のために練習するのか?などなど説明して無事にクリア! 

 

何問か答えに窮する場面もありましたが、そこはアメリカ!丁寧に説明してくれました

 

 機体の外部点検も問題なし エンジンオイル、ハイドロオイル Good

 

 

 

さぁ、いざフライト試験へ(つづく)

 

 

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予想外の展開が続く・・・試験は翌日AMに

2011-02-11 | 訓練日誌

アリゾナに来て3日目の朝を迎えました。現在2/11 6:00AM

天候は相変わらず風は強め(北風20ノット強)だけど、Clear SKYです

昨日、一昨日とアリゾナの学校(Sheble Aviation)で訓練を受けてきました。

最初に驚いたのは・・・・機体です

 

NAVIONという名前で、1964年生まれ 第二次世界大戦が終焉の時を告げたころに一時ブームになった機体だそうです。このSheble AviationでRebuildしたみたいで、「Taka, お前がこの機体に乗る4番目の生徒だ!ラッキーだな」とインストラクターに励まされ? なんだかな複雑な気分に・・・

確かにこの機体に乗れるのは貴重な体験かもしれないけど、これで訓練+試験かよぉーと思うとね。。。。

 

エンジンはコンチネンタルの225馬力

Retractable(Gear<車輪>)


 

訓練は初日1.5時間、2日目1.8時間

初日は機体に慣れず四苦八苦だった・・・

チェックリストに "Hydraulic Power - ON/ OFF"という言葉が。。。なんのこっちゃ 後で聞いたらギアとフラップはハイドロシステムらしい。。。先に言えよ!!

おまけに、GearレバーとFlapレバー めっちゃ固い まぢで固い 片手では無理です・・・

操縦桿は丸くて最初戸惑ったけど、最終的には車を運転するような感じで落ち着きました

まぁ、なんだかんだ言って2日目は大分機体に慣れてきて、かなり落ち着いて訓練できました。ふぅ~

 

一通り下記の科目の練習を実施

Soft field take-off/ landing

Short field take-off/ landing

Steep turn

Lazy 8

シャンデル

Slow Flight (clean & landing configuration)

Power-off stall

8 on pylon

 

昨日の午前の訓練後に試験の予定でしたが、これまた想定外で試験会場がグランドキャニオンの麓(Cavern A/P)の空港と言われ、グランドキャニオンまでクロスカントリーで向かう予定でした(試験官の都合・・・) っが、しかし、現地の気温がマイナス11℃・・・しかもField Elevation 5200feet  さすがに危ないのでキャンセルとなったのでした。。。お陰でぐっすり眠れたけど

 

さぁ、あと3時間後に試験です!!

試験会場はShebleのホームベースのSun Valley空港周辺(アリゾナ)

TAF(気象予報)も良好~

 

では行ってきます

 

あ、一緒に同行しているT君は昨日見事合格!! Great job!!

 

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