有田市 船で行く海水浴場 地の島訪問
本年は黒潮の大蛇行で熱帯魚の季節回遊はありません。色とりどりの鮮やかな魚は和歌山県でも串本のような一部を除き皆無と言っても良いほどです。白浜のサンゴ礁も2月の寒波による低水温のためかなりの打撃をうけ死滅。定着していたクマノミのような熱帯魚類も残念ながらほとんどが星になりました。
そのような悲観はありますが、一方で海水温が低く保たれ海藻類が残っていることも多く、また別の景観が楽しめるのです。 大阪・奈良から2時間半程度で行ける綺麗な海をもとめて有田市の地島に行ってきました。
地の島は無人島です。10分程度初島港から渡船でわたります。7月からは海水浴シーズンで往復1200円で島にわたれるのです!気になる駐車場はシーズンピークでも「駐車満杯」はなく空きがあるとのことで、また、島に渡る前提なら駐車料金は無料ですのでこれは大変魅力的です。温水シャワーはありませんが船着き場に簡易シャワーもそなえつけてあるのでさっと浴びて車の中で着替えれば困ることはありません。リピーターはこれを利用しておられます。
地の島の魅力は何と言っても船に乗って海水浴に行くこと。これにつきます。
30分も船に乗れば酔う人もいますが10分ならあっという間で、きれいな景色を見ていると酔う暇もない。笑 潮風に吹かれて波間を進む船は遊園地の乗り物に乗っているようなわくわく感があり実に爽快です。
島はなにもありません。何と言ってもこれが魅力です。足の踏み場の無い首都圏の海水浴場とは対極にあります。沖合にある島の為水質が透明度が高く、水質もAA基準で雑菌類がなくきれいそのもの。喧噪の無い海で一日が過ごせるので穴場的な魅力があるのです。急に深くなる場所もなく子供にも安心のファミリー向け海水浴場です。
ただし、島には更衣室や日陰の休息場などがないので必ず簡易テント、サンシェード、あるいはビーチパラソルなどを持っていかなければなりません。
当日は台風のうねりで水がにごっていましたが黒潮が流れてくるときっとさらに透明度が高くなり快適な 水中になることでしょう。感心することは海底には空き缶やごみなどが一切ないこと。これは特筆ものです。 (白浜では海中にテント一式や空き缶が沈んでいたのを見ただけに・・笑)
暑かったけれど帰りの桟橋に座り込み、船を待っているのも結構良い風情でした。 この船はお客さんが10人ほどになると出発。定刻発ではなくのんびり待ちます。20〜30分に1便ぐらいの 感覚ですね。(ただし緊急時は別途対応してくださいます。)
色々海には行きましたがまた違った味わいのある海でファミリーにはきっと良い思い出になると思います。 多くの人が訪問してほしいですね。
船で行く海水浴場 有田市地ノ島のご紹介(和歌山県有田市地ノ島、海水浴場)
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