地方の商工会議所に勤める中小企業診断士のブログ 「お酒と読書と、中小企業支援の話」

田舎の商工会議所が行う中小企業・小規模事業者への支援。そのリアル。息抜きに楽しむお酒と読書の話。

常に問い続けないとダメな時代になっています

2024-12-18 07:58:00 | 商工会議所
20代30代の若手に対して働く価値を与えられているか
やり甲斐と希望を持って働けるそんな環境を用意できているか
意味もなく高ストレスになってやいないか

会員企業だけでなく、
自分たちにも問い続けなければならないと思いました
これは不可逆的…

さー
今日も元気にがんばろー!




部下は務めを果たしていた

2024-12-17 08:01:00 | 商工会議所
確定申告書をサポートしてくれる担当者を変えてほしいと、会員さんから電話あり。
状況確認のために上司である私が訪問。

聞くと、
昨年の時に、持っていった国民年金保険料の控除書類が利用されていなかったとのこと。

昨年の申告書を見ると、
国民年金保険料はしっかり控除されている。

さらに聞くと、
会議所に持って行った書類が台紙に貼り付けされていなかったとのこと。電子申告ではない方なんですね。

(ちなみに、会議所はサポートするだけで代行はしない。貼り付ける作業も含め、申告に必要な準備、判断、作業は事業者自身にやっていただくのが本来)

その後どうしたのかと聞くと、家に帰って気づいたので1枚1枚貼って提出しましたよと。

…1枚1枚?ハガキではなく?
領収印の押した納付書のこと?
状況がつかめたので、その後は次の確定申告は私が担当することを伝え、いくつか質問に答えて帰路に着きました。
もちろん、昨年の部下はしっかり務めを履行していたことも説明させてもらいました。

さらに怒られる恐れがあったとしても、会議所として言うべきことは言いたい。部下の(大層に言えば)尊厳は守っていきたい。カッコつけるならそういうこと(笑)

今日も元気にがんばろー





実際を言って聞かせる社長の表情

2024-12-15 11:05:00 | 商工会議所
日銀短観では景況感の底堅さを示す結果が示され、更なる利上げのタイミングを探っている状況らしいですね
今、日本の景気は上向いている?

先週に溶接業の経営者にお聞きしたのは、その真逆のお話でした。
その企業は、専門性をもって求められる品質を備え、適切適度な設備投資をなし、業況は順調です(小規模ですけどね)。

でも、業界は「完全に冷え込んでいる」そうです。近隣の同業者たちが困りに困って、仕事を回してほしいと頼みに来られるそうです。

その企業が得意とする厚物の溶接は、出荷後はほぼ海外だそうで、おそらくは中国が多いだろうと。その中国が今やばい…
唯一に経済が安定成長しているアメリカは、取引リスクが顕在化どころか具体化してきている…

先行指標的な業界ではないにしても、今後に不安を覚えるお話でした。

経営者のお話は、単一な視点ですが、今起こっていることを肌感覚を交えて教えてくれます。
そして、それを商工会議所職員に説明して聞かせる表情…

新聞や報告書にはない大切な情報が含まれているように感じています。








テクニカルな部分も大切で必要で

2024-12-13 08:05:00 | 商工会議所
専門家帯同でのネットショップについての個別相談。
「ネットショップもリアル店舗と同じように考える」のは分かります。
でも、テクニカルな部分はやっぱり奥が深い…私の知識は表面的に過ぎる…
ネット関係については、経営者はテクニカルな部分を求めていることが多い
昨日の専門家は実際に自分でもネットショップを運営して物を売っている人だから、それはそれは半端なく詳しい

(自分も副業で何か売るか?(笑))

趣味で詳しい商工会議所職員がたまにいたとしても、標準として備えるのは到底無理。
無理せず専門家に繋げばいいのだけど、経営者にとってスピードに欠けるし手間を面倒がる。なるべくなら自分で解決したくなる

まずは、ネットショップの相談を拾い集めて、その優秀な専門家に来てもらい、彼からなるべく多くを吸収しようと思います。
ネットショップのテクニカルな部分はほんと小さいことの積み重ねで、それが結果の大きな差を生む
なら、私たちも小さなことを積み重ねるしかないかなと…

あと、何か私にも仕入れてネットで売れるものはないかなと…(笑)



折込はほんまに駄目なのか?企画の隠れた目的

2024-12-12 07:56:00 | 商工会議所
今年は、(申し込みされた)会員企業のべ250社を掲載する合同折込チラシ事業というものをやっていて、
その第3回(最終回)が昨日校了となりました。
毎回、掲載する企業や内容を変えましたので、市民の方々にとっては見応えのある(B2サイズ両面)チラシになったのではないでしょうか。
参加企業にとっては、この合同チラシで地元のお客さんが一人でも多く増えればいいなと思います。

新聞購読世帯の減少が言われて久しいですが、折込チラシにどれだけの効果があるのか?
企画当初から懸念の声もありました。
私もそう思わなくもない。
でも、ほんまに折込はもう駄目なのか?
みんな想像だけで実際のところは知らない。
私にとっては、折込の効果を検証することが今回の企画の隠れた目的です。
事後の効果測定でしっかり見極めたいと思います。