地方の商工会議所に勤める中小企業診断士のブログ 「お酒と読書と、中小企業支援の話」

田舎の商工会議所が行う中小企業・小規模事業者への支援。そのリアル。息抜きに楽しむお酒と読書の話。

社長の熱い思いをどうする

2024-03-29 08:10:00 | 商工会議所
昨日、信用金庫の支店長からお聞きした話で、私が持続化補助金を支援したある企業について、今度リスケ(借入の返済猶予、期限延長)を行うとのことです。
新規資金の申し込みがあったが、借入は売上の倍近くあり、もうこれ以上は無理とリスケ対応するようです。
この方が持続化補助金で申請した事業計画は、本業とはまったく異なる業種への進出でした。本業もつづけるが、昔からやりたかったことにチャレンジしたい、そういう社長の強い思いがありました。
持続化は無事採択され200万円。そして1年後にリスケ決定。

思い入れのある新事業にかまけて、本業がおろそかになった?
キャッシュフローが薄いところに、新事業の投資がかさんだ?
(持続化の報告の相談に来られて以来、話せていないことにも気づく)

経営者の希望通りの支援をすることは正解じゃないこともわかる
でも、、、

とりあえず、保証協会の経営診断へ同席させてもらうことを提案してみよう



勝手に伴走してます

2024-03-28 08:01:00 | 中小企業診断士・伴走支援
今日の午前は、マル経融資の審査会。
私が担当するのは、先日書いた従業員5名で税引き後利益1億円超の金属加工業(リサイクル)の企業です。
無借金経営で保有現預金2億円超…会議所愛が成せる融資申込です(笑)

午後は売上急減に対する経営見直しの相談。
税務から労務まで経営のことなら何でも相談してくれる、まだ三十代のパン屋のご夫婦。

どちらも私が伴走支援先と(勝手に)位置づけている企業さんです
さー、今日も元気にがんぱろー!



没頭して時間を濃密に

2024-03-27 07:56:00 | 商工会議所
うちには毎年、3月に年末調整の相談に来られる方が2名いらっしゃいます…
1月20日までにお願いしますと何度言っても、また3月に来られます
3月に年末調整しても実際何も支障がない?という実体験が彼女たちにそうさせているのかなと思います
今日、最後の一人が来られます

その前に、本格化してきた春祭り準備のひとつの大きな山に取り掛かります
プレスリリースです
会員さんのリリースを支援もしますが、会議所の事業もリリースします
メディアにたくさん出て、多くの来場者が来てくれることを祈ります

さらにその前に一件、伴走支援したい先を訪問してきます



収益納付まっしぐら

2024-03-26 07:57:00 | 商工会議所
今日は午前中に、再構築補助金の事業化報告をやってくれやのおじさんに優しく対応して、午後は議員総会です

上のおじさんと同じ回で採択された別の経営者に昨日たまたま会って、聞いてみたら「もう自分でやったよ」と流石です
しかも、80万円ほど収益納付するらしいです💦(一定の期間内に補助金で買った設備等を使って収益が上がった場合、その額に応じて補助金を返還しなければならない。それを収益納付という)
…収益納付する経営者に初めてお会いしました(笑)
ま、その企業は従業員5名ほどで税引き後利益1億円超の優良企業ですから、まっすぐな経営をされ、収益納付もまっすぐです
こういう企業・経営者をもっと増やしたい!そう思います



プレスリリース

2024-03-25 08:13:00 | 商工会議所
今日はプレスリリースの相談があります。
プレスリリースはお金のかからない広報手段として経営者に人気です。
リリースしても採り上げてもらえるかは分からない。
採り上げてもらっても売上につながるかも分からない。
どちらもリリースの内容次第です…
経営者にとって、二段階で不確定要素があり、徒労に終わる可能性があります。
でも、その割には、プレスリリースは人気です。提案したらほぼみんなやります。
お金がかからないのが魅力的なのと、
たぶん、それに加えて、
新聞や雑誌、テレビなどのメディアに採り上げてもらうことは、全方位的に夢のある出来事なんだと思います。
自己満足じゃなくて、
他者の目から語られる自己肯定。
自分の存在を、やってきたことを、これからやることを認めてほしいという心理。
みんな不安のなか頑張っている。

そして、さらに売上にもつながるように、プレスリリースをサポートしていきたいと思います。