地方の商工会議所に勤める中小企業診断士のブログ 「お酒と読書と、中小企業支援の話」

田舎の商工会議所が行う中小企業・小規模事業者への支援。そのリアル。息抜きに楽しむお酒と読書の話。

これからを真剣に誓うしかない。信じてもらえるまで。

2023-09-30 07:40:00 | 商工会議所
会費を上げられても、入ってて良かった!と思えるものがないとあかんやろ?退会してもわしら何も困らへんやんか。
と、もう高齢の自動車整備業社長は静かに諭すように。
感情を押し殺してくれているのがありありと分かりました。
初対面でしたが、まじめで優しい人だと分かりました。

今までは至らない点が多かったと思います。でも!チャンスを…頂きたいです!
前傾姿勢で目をそらさずに、真剣であることを示す。
伝えるべきは伝えて、それでもメリットが…と言われるなら、もう後は「これから」を約束して見てもらうしかない。

とりあえずは、預かっとくわ。と会費改定の案内文を引き出しに収めてくれました。

薄氷を踏むような、いつ怒鳴られ退会されてもおかしくないような 訪問活動。
現時点ではまだ、自分の担当先から拒否は出ていません。
でも、いつ出てもおかしくない。
明日出るかもしれない。
そんな緊張感があります。



修行が足らんですばい。再び、俯瞰・客観・メタ認知。

2023-09-29 07:40:00 | 日記
部下の言動に苛苛させられた一日でした。

俯瞰、客観、メタ認知。
なかなか出来ない自分…。

(以下、前に読んだ本からの抜粋)

目の前の出来事には何の意味もない。

まずは、私は怒らないと決める。
私の許可なくして、私を怒らせることはできない。怒る時は、怒ろうと選択して怒る。

私がイライラするのは相手の問題ではなく、私の問題。私の受け止め方が悪い。
私の価値観が正しいわけではない。

人の責任にするのをやめる。
自分にできることはなかったか?の問い。

神様が自分を試している。
(こんなことは)すぐに終わる。
たいしたことはない。
命も取られないし、世界も終わらない。
ちょうどいい!
この機会から何が学べるだろうか?
過去は変えられない。未来は変えられる。

イライラや怒りの奥にある第一感情を探る。


10年後なりたい姿。理想から始める伴走支援。

2023-09-28 08:00:00 | 商工会議所
先月、係のみんなに経営力再構築伴走支援を始めるように言いました。その報告を1人1社ずつ係会議でしてくださいと。
昨日の係会議は、その初回の報告の日でした。

私を含めて5人が、それぞれ継続的に支援している先と対話してきた内容を報告しました。
1回目なので報告に要件はつけず、口頭で自由に話してもらいました。

・事業承継に苦戦している団子工場
・危機からV字回復してきたキムチ工場
・初めての飲食店開店を控えた建設業
・新事業で売上倍増し法人化した加工業
・結婚して廃業する予定の飲食店
どれもかなり密なコミュニケーションを取ってないとできない報告ばかりでした。
とても良かった😊

会議での報告・共有には次のような効果を期待しています。
・伴走支援の習慣化(宿題効果)
・説明することで頭の中が整理されて事業者理解が深まる。
・質問や感想などのフィードバックを受けることで、違う角度からの事業者理解が広がる。
・他の職員の支援経験、ノウハウを知ることができる。
(月並みですね…(笑))

来月からは、対話してくるテーマを設定することにしました。
メンバーは伴走支援の経験がゼロだったり僅かだったりなので、対話の流れ(支援の進め方)の一例を長いスパンで経験してもらえたらという思いで始めました。

来月の対話テーマは
「5年後10年後のなりたい姿」です。
経営者から様々な夢や理想(もしくは苦境)が聴けることと思います。

このテーマから始める理由は、
・ギャップアプローチへ自然と誘導できる
・自らの心からの希望から話を始めることで、自走化の流れ(前提、土台)を作る
・聞きやすいし、話してもらいやすい
(本心からの回答を得るまでには回数を要するが…)
といったことが挙げられます。

来月が楽しみです



人をお助けなさいという使命

2023-09-27 08:13:00 | 商工会議所
初めてお会いする製造業企業の経営者。お年は70代。
挨拶直後に「市役所さんや会議所さんはええ仕事ですわなー。うらやましいですわ」と洗礼を浴びる(笑)
後輩の手前、負けじと食らいつく。
「うちも汗かかなあかん思って訪問した。お仕事の話いろいろ聞かせてください」と。
腰をかがめ目線を合わせて、久しぶりの前のめり傾聴。
仕事は部品製造。昔はパナの冷蔵庫部品。今はトヨタ系。3Dプリンター(たぶん)に二千万円投資予定。この日の午後に信金が補助金提案にやってくるらしい。

(今日の午後?)
その直前に訪問した巡り合わせは、この人をお助けなさいという神からの使命と心得た(笑)

信金の邪魔をするつもりはないが、その提案がベストだとは限らない。
少なくとも、うちの支援は会員を利するという信念をもって、また会いに来るから話を聞かせてほしいと話す。

社長は「顔と名前は覚えました。投資や補助金は来年の話。十月中旬にもう一度来てください」と言ってくれました。

さー、今日も元気にがんばろー


我らは何のために集うのか

2023-09-26 08:07:00 | 商工会議所
今日は会員で、会議所のテナントに入居されている事業所(IT系企業)がセミナーをされます。会議所も後援してますので、私も参加します。
チラシを会報誌に折り込みしたところ、セミナー参加者はなんと!
私を入れて3名!(笑)
しかも、残り2名は隣の市から社長が引っ張って来られたらしい…😅
もはや、何のために集まるのか分からない…(笑)

社長や奥さんとあまりの少なさにがく然。
ITセミナーの企画は難しい。
どのレベルに焦点を合わせるか。
初心者レベル?深くやる?
初心者は高齢の方が多いけど、もう自分の代ではいいやろ感でてるし、
深くやるにしても、どの分野を深くやるのか?それで人は集まるのか?

まあ、もっとも、
会議所主催のITセミナーはだいたい20名くらいは来るから、一概には言えないのだけれど(笑)