地方の商工会議所に勤める中小企業診断士のブログ 「お酒と読書と、中小企業支援の話」

田舎の商工会議所が行う中小企業・小規模事業者への支援。そのリアル。息抜きに楽しむお酒と読書の話。

持つな。でも少しは寝かせ。そして流せ。

2023-10-31 07:48:00 | 商工会議所
やらなくてはいけないことは長く持ってはダメですよね。

下手でもとりあえず着手。
仕上がってなくても、途中段階を周りの人と共有。
ほんの少しだけ寝かす(ほんの少しだけ)。
セレンディピティを探索する。
仕上げて、次へ。

さあ、今日も元気にがんばろー😀



部下の育成は難しい。1on1が大切。

2023-10-30 07:30:00 | 商工会議所
部下の1人が「今のこの感じでは仕事を続けられない」とSOSを出してきた件。

翌日に一対一でゆっくり話を聞いてみました。
結果的には、本人は言ったことを恥じていて、もう大丈夫とのことでした。感情が高ぶると抑えられないことがあってと後悔されてました。

みんなの前での彼女の口ぶりでは、仕事量が多いというニュアンスで受け取られていました。
でも、聴いてみると、彼女にのしかかっていたのは量ではなく、重さでした。

企画をひとりで決めていかないと進まない。
事業の参加者を自分で集めないといけない。

今までは決められた手順で指示通りに仕事をされてましたが、
今年は、自分がリスクを取って決断し、自ら動き出さないと進まない仕事が増えていたのです。彼女の成長に期待して、ということです。
しかし、人に気軽に相談したりできない彼女は、その重さに大きなストレスを感じていたようです。

量ではなくて重さ。

その人の積んできた経験を踏まえて、任せる仕事の種類を考えないとダメですね…
いや、考えてはいたのですが、ウオッチが足りてませんでした。

平等・公平という考え方はあまり役に立たないかも。

気軽に相談できない性格の人に、気軽に相談していいんだよと言っても、
それはよくある、頑張ってる人に「頑張れ」と言うようなもの…。

部下の育成は本当に難しいです。
自分の仕事もたくさんありますが、忙しさを見せてはいけないなと思いました。
定期的な1on1も必要だと実感しました。
いろいろと気づかせてくれました。



課題、達成方法、ビジネスの流れ

2023-10-29 07:45:00 | 商工会議所
毎月の係会議でメンバーに宿題を出すことで、経営力再構築伴走支援に少しずつ取り組んでもらう。そんな試みを始めています。

先月の宿題は「経営者の夢や希望を知る」でした。経営者が思い描く5年後10年後の理想の姿を言葉にしてもらいます。
そして、その達成基準となるような目標数字。and期限。

そこから、理想(目標)はそうだけど、現状はこうだ。そのギャップを埋めるにはどうすればいいか…というアプローチへ誘導していく。
課題達成方法は、この初期段階では、分析なしの「経営者の直感」でも良しです。

先月の宿題は、10年後の理想・目標と現状までとしてました。
でも、中にはもう課題や実現策までヒアリングしてきた子もいました。
理想がなく、目標(売上)と現状だけの子もいましたが、最初ですから上出来です。
売上だけでなくて、そもそも、どんなうどん屋を目指しているのかを聴いてみてくださいと助言しました。

もちろん、理想も目標も現状も、環境や考え方の移り変わり次第でいくらでも変わっていきます。まだ本音で話してくれてない可能性だってあります。
定期的に共有していく必要性を説明しました。

今月の宿題は、先述の「目標と現状のギャップを埋めるための方法」の聴き取りです。
進度の早いメンバーには「今のビジネスの流れを知る」ことを前倒しの宿題として指示しました。
(自作の簡易なシートを渡しました)

来月の会議が楽しみです😊







これも思い込みやったのね。すまん。

2023-10-27 07:47:00 | 商工会議所
困りました。
昨日、部下の1人から「この仕事量では続けていく自信がない」
というようなSOSをもらいました。

でも、彼女の仕事量はどのように計ってみても係内で最も少ないのです。しかも、先輩たちとの量の差はかなり大きい…
彼女は企業支援的な仕事をする立場ですが、今月は手持ち案件ゼロ。他の先輩や私は5~10件ほど。企業支援以外の仕事も持ってますが、それは他の人たちも同じことなのです。

ですから、このSOSはまさに青天の霹靂でした。

今日、ONE ON ONEでゆっくり話をお聴きする予定です。

彼女が何を求めているのか。
今、どういう気持ちでいるのか。
今まで、こちらに何が足りなかったのか。
これから、何ができるのか。

彼女の話を、気持ちを、しっかりと聴きたいと思います。