二年前にレーザー加工機と自動割付ソフトを導入。総額6000万円の投資。そんな製造業の社長(40代前半)との会話。
現在、従業員は若干名。この人たちがやめる時に補充的に雇用したい。
追加で雇用する気は全然ない。理由は、思う通りに動いてくれないリスクが大きいから。リスクだけ負ってイライラしたくない。
息子は今、中学生。多分この仕事には向いてない。将来的に継いでほしいという気持ちはない。親から継いだ会社やけど、自分の代で畳んでもよい。M&Aなんてしない。
オリジナル製品はある(実際、オンリーワンのものがある)。でも、口下手なので展示会などは出ようとも思わない。商社と独占的な契約を結んでしまっている。なのに、商社はなんだかんだ言ってカタログにも載せてくれない。だから、全然注文がない。あの契約書はなんだったのかと思っている。
従来の下請け仕事はふつうに入ってくるから会社は黒字。
5年後、10年後はどんな経営者や会社になっていたいか?の問いには回答なし。
会社の隣の空き地が売りに出ているのには関心がある。
…だからなんだということはないです。
たぶん私がまだこの社長のことを全然理解できてないんだろうと思います。
また行きたい。けど行きにくい。しばらくは行くトキじゃない?何も求めていない?
補助金は少しサポートした。だから、どうした?むずかしい。
畳んだらいいと思ってる人の課題をさぐる?ギャップを比較する将来像がない。
信頼関係が足りない。補助金のサポートはした。だから、どうした。昨日は自販機でジュースをおごってもらった。だから、どうした。
経営者仲間みたいなのはいないらしい。
昨日聞いた話からいくつか課題を想像して、定期的に1つずつ投げ込んでみようか。当て推量だから、何回も暴投して社長を困らせるかもしれないけど。
よし、まずは基本に戻って接触頻度を上げよう。
昨日は地元の工業組合に呼ばれて、計画的に廃業の進め方について講演してほしいと言われました。自分の知識、年齢を考えると講演でなく座談会をしたいと伝えました。
そこで、伝えたのはとある事例です。事業者さんから「10年後に綺麗さっぱり辞めたいから方法を教えて欲しい」と言われて、私は「あと10年続けたいなら支援をします。ただ辞めたい、辞めたいって言う人に対して、時間はあまりかけれません。辞めたいのマインドになると消極的になるし、視野が狭くなる。10年続けるためのコスト計画、事業計画なら支援できる。そもそも2回言う人は嘘つき、結局辞めない。飲みに行こうよ!って行きます行きますって言う方は大概行かないですから」と伝えました。その時、事業者さんは怒られて、もうえええわ!!って帰られました。
その後、夜にメッセージがきて、「俺は10年続けたい。この仕事が好きだから。気づかせてくれてありがとう」と言われました。そのメッセージは嬉しくて、スクショしてます。
相手の年齢、家族構成、そして、今まで歩まれた道のりを聞けるのは、やっぱり接触回数と頻度ですよね。
素晴らしい経験をされてますね!怒って帰られた社長からその日の夜にありがとうのメールをいただく。そういう人と人とのぶつかりや繋がりこそが、この仕事の醍醐味かもですね。羨ましいです🙂
接触頻度プラスαが欲しい。目の前にいる社長に信頼してもらって本音を話してもらうには、どうしたらいいのかと。
前に書きましたが、安心感と有用性?
そもそもの人間性?(笑)
悩みます。楽しいけど😊