『火のようにさみしい姉がいて』を観てきました
作：清水邦夫 演出：蜷川幸雄 主演：大竹しのぶ、宮沢りえ・・・
Ｂｕｎｋａｍｕｒａシアターコクーン
NHKの大河ドラマ「江」の時に北の政所の大竹しのぶ、茶々（淀）の宮沢りえ以来の共演ですね
上野樹里ちゃんの主役よりも、茶々の美しさと哀しさが際立ってしまった大河でしたが←個人的な意見ね
今回はどうでしょうか？
宮沢りえちゃんといえばお茶のCMですっかりおなじみで
何度みてもなんとなくほろりときてしまうのは私だけかしら
あの数十秒の画像でいろんなことを妄想できる心温まる演技だわ
でも今回は現代劇だし、舞台ね
わくわく感とドキドキ感で会場へ向かうとそこはかなり上級者なお客様が集まっておりました
みなさんきちんとした舞台の常連さんのような雰囲気です
シアターコクーンは初めてでしたが小さいながらもとても見やすく舞台と客席が一体しているようです
（もう少し席に余裕があるといいんだけど・・・エコノミー症候群になるよ）
定刻通りに静かに開幕
すぐに宮沢りえちゃん登場
あまりの背の高さとスタイルの良さと、きれいな顔立ちにびっくり
そしてさらに声の出し方というか、せりふ回しがとても聞きやすく演技力抜群
宮沢りえちゃんってこんなにすごい人だったんだ～
そして心の片隅に最初だけかな？なんていじわるく思ったりもしたけど
いえいえさらにヒートアップして、ターボがかかって最後の最後の最後まで全力を出し切っていまいした
もしかしたら明日の分までっていうくらいに・・・
あまりのりえちゃんのすごさに圧倒されていて
大竹しのぶさんはいつ出てくるのかと思っていたら一幕の終わりごろにやっとさっきからでているこの人がそうなんだと気づいたよ
というのも横向きでほとんどせりふがなかったから←自分へのいいわけ
内容的にはかなり上級者向けで難解なストーリーかもしれません
おけいこの時にはうわさの蜷川先生の灰皿投げがみられたのでしょうか？←余計なお世話ね
ところどころ意味不明というか、一回では理解しにくいシーンがありましたが（単なる読解力不足といいましょう）
かなり深く入り込めたような気もして本格的な大人の見応えのある作品でした
ご年配の役者さんがとてもいい形で脇をピタッとおさえていたのが印象的です
大竹しのぶさんも後半にかけて尻上がりに熱い思いが伝わってきました
幕がおりてカーテンコールの時の宮沢りえちゃんの顔にはまだまだなの、私って感じに見受けられましたが
いえいえもうすごく良かったよと言ってあげたいくらいに完成度が高かったわ
あの顔を見ただけでこのこはまだまだのびるなって実感♡
これからさらに飛躍する女優さんになるでしょう
若い時にはいろいろとあったけど、彼女の選んだ道に間違いはなかったと確証しました！
りえちゃん、すてきなお芝居をありがとう
9/30まで渋谷の文化村でやってますよ～
是非お時間があればご覧になってください
そして11/15～封切の映画「紙の月」もおもしろそうです
これは絶対に観ようと思ってます
というのもあります
