その中に、高田みづえの「私はピアノ」がありました。
当時は、それほど思い入れのある曲ではなかったと思うのですが、今聴きかえしてみると、ジーンときます。いい曲です。しゃれた歌詞がいい。
何度かその曲を再生しているうちに、ふとその関連で、ある別の曲が思い出されました。
曲名が思い出せないのですが、その一節を覚えています。
「たぶん、時のつれづれに、さみしい思いもかけることだろう」
という一節です。
記憶の断片では、サザンオールスターズが歌っていたような・・・?
たぶん、サザンじゃなかったかなぁ~と、・・・・。
でも、確かではありません。
う~ん、何という曲だったのか。
だれが歌っていたのか・・・。
思い出せない。もどかしい!
私が高校生だったころの大昔、もう40年ぐらいも前でしょうか、
歌の一節だけ覚えているけど、曲名が分からない、
そういうリスナーのリクエストに応えて、ラジオ局がその曲を探し当てて、放送するというラジオ番組がありました。
たしか、土曜日か日曜日の夕方6時ぐらいに放送されていたラジオ番組、・・・だったような。
その番組ではいろいろと懐かしい曲が流されていました。
40年もの前の、そんな大昔は、パーソナルコンピューター(PC)や、データベース、インターネットなんて利用できなかった時代です。ですから当時は、そういう形でリクエストして、放送局などに調べてもらうしかなかったのです。
とても個人の力で、歌詞の一部分だけから曲名を探し当てるなんてこと、できませんでした。
ところが、現代は便利な世の中。
そう、インターネットの検索サービスがあるのです。
でぇ、私も今回、その便利な検索サービス、Googleを利用させてもらいました。
「たぶん、時のつれづれに、さみしい思いもかけることだろう」
と、検索窓に打ち込んで、クリックします。
すると、結果が瞬時に出てきました。
答えは、
高田みづえが歌っていた
「蒼いパリッシュ」
という曲でした。
私がなぜサザンオールスターズの曲と記憶していたのか、その意味も分かりました。
作詞作曲が、サザンの桑田佳祐さんだったのです。
サザンがその曲(「蒼いパリッシュ」)を演奏するラジオ放送をカセットテープにたまたま録音して、何度も繰り返し聴いていたような、そんな記憶も甦りました。
「蒼いパリッシュ」
なかなかいい曲です。
そっとみだらなままに
くちづけを交わせば
恋の味がからだの
奥までしみてくる
今その曲を聴きかえすと、私の青春が甦ります。
音楽はいいですねぇ、人を瞬時にタイムスリップさせてくれる。
そんなすんごい力を持っています。それが音楽です。
高田みづえ 『コンプリート・シングルズ』CD
「硝子坂」、「潮騒のメロディー」、「私はピアノ」・・・などなど
高田みづえ コンプリート・シングルズ | |
¥3,586 | |
テイチクエンタテインメント |
この中には、「蒼いパリッシュ」も収録されています。
それでは、また次の記事で。