とりあえずUbuntuは起動したものの、「さて、何をしようか」状態で、やるべきことが特に思いつきませんでした。
しばらくしてから
「ああ、そうだ。Ubuntu起動時に、パスワードなしでログインする設定を試してみよう。」
と思い立ちます。通常、Ubuntu起動時には、ユーザー名が表示され、Enterキーを押すと、そのユーザーのパスワードが要求されます。
ユーザーではない他人が、勝手にシステムを利用することがないように、アカウントの持ち主であることを証明するための手続き、それがログインです。つまり、ログインとは、ユーザー選択と、そのパスワードの入力です。
けれども、パスワード入力なしで、自動的にログインする方法もあります。「自動ログイン」です。
その「自動ログイン」の設定は、「設定」アプリケーションで行います。
(もちろん、コマンド入力でも、設定できるはず・・・です。)
設定アプリケーションを開くには、トップバー右上のシステムメニューから、「設定」をクリックします。
又は、アプリケーション一覧の中にも、「設定」アイコンがあるので、そこからも開くことができます。
設定画面を開くと、左側に各種設定メニューが縦一列に並んでいます。
そのメニュー中の、「ユーザー」をクリックします。
開く「ユーザー」画面右上の「ロック解除」ボタンをクリックし、パスワードを入力します。
次に、「自動ログイン」の項目を、【ON】にします。
これで、Ubuntuログイン時に、パスワード入力が不要となります。
確かに、ログインパスワードは不要になるのですが・・・、
ここで、新たな問題が出てきます。
Ubuntuへのログイン時に、次のメッセージが表示されるようになります。
「認証が必要です。」
「コンピューターにログインする際、ログインキーリングがロックを解除しませんでした。」
というメッセージです。
つまり、自動ログインをONにしても、これまでと同じように、パスワード入力が必要なのは変わらないわけです。
はて、さて、「ログインキーリング」って、いったい何者なのか。
調べてみました。
ログインキーリングとは、「Default keyring」のことのようです。
そして、その「Default keyring」とは、「Default keyring」フォルダの中にある「GOA ubuntusso credentials for identity account」という【GNOME オンラインアカウントのパスワード】ファイルを指しているようです。
それを表示させるには、
1 アプリ一覧から、ユーティリティーを開く
2 「パスワードと鍵」アイコンをクリック
3 「ログイン」メニューをクリック
という手順を踏みます。
これで、GNOME オンラインアカウントのパスワードを表示させることができます。また、そのパスワードの削除もできるようです。
その削除によって、ようやく「ログインキーリングがロックを解除しませんでした。」のメッセージも出なくなるようです。
もうこのような類の解説になると、私の理解を超えます。
理解できないパスワードを削除するなんて、非常に危ない気がします。
ってことで、GNOME オンラインアカウントのパスワードの削除はしないことにしました。
そして、自動ログインもOFFにして、今までどおり、ログインのたびに、パスワード入力をすることにしました。
セキュリティの保持のために、それが一番安全です。
それでは、また次の記事で
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