以前の記事でも紹介しましたが、そのための無料のツールがあります。
「PDFtk」というツールです。PDFtkの名前は、PDF Toolkitの略で、パスワード設定ばかりでなく、PDFファイルの分割や、結合などもできます。
PDFtkは、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)版もありますが、私が使うのは、CLI(コマンドラインインターフェース)版の方です。
これを Ubuntu Linux にインストールして使っています。なぜCLI版の方か。それは、CLI方式だと、シェルスクリプトで繰り返し処理ができるからです。大量のPDFファイルであっても、そのすべてに、一瞬にしてパスワードが設定されます。断然、GUI版よりも便利です。
大量のPDFファイルへのパスワード設定については、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
今回、Windows10パソコンにWSL2を入れて、その環境でUbuntuが使えるようになりました。
それについては、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
そこでWSL2上のUbuntuでもPDFtkを使えるように、インストールすることにしました。
まず(念のため)、PDFtkがインストールされていないかの確認です。そのため、次のコマンドを打ち込みました。
pdftk --version
Ubuntuには、PDFtkはデフォルトでは入っていないので、当然、「PDFtkが見つかりません。」というメッセージが出ます。
その上で、「PDFtkを使うならば、インストールしてください。」みたいなメッセージが表示されて、次の2つが方法を提示されます。
1 sudo snap install pdftk
2 sudo apt install pdftk -java
このように、インストールをするには、「snap」を使う方法、「apt」を使う方法とがあります。
以前、virtualbox上のUbuntuにPDFtkをインストールするときには、「snap」を使いました。
んが、しかぁ~しぃ、ここで大きな問題があることが発覚しました。
WSL2では、当然にはsnapを使えないらしいのです。どうも、snapを使えるようにするには、その前に、いろんな作業が必要のようです。
事前にそのことが分かったので、無駄な作業を回避することにして、aptでいくことにしました。
$ sudo apt install pdftk -java
として、ユーザーパスワードを打ち込むと、すんなりとインストールが完了しました。
何のトラブルも発生しませんでした。
んで、インストール後に実際試してみると、問題なく使えます。
なお、インストール時には「pdftk -java」と記述しましたが、コマンドとして使用するときは、単なる「pdftk」の記述のみでOKです。
ちなみに、機密にしたいPDFファイルにパスワードを設定する書式は、次のとおりとなります。
pdftk [PDF元ファイル名] output [出力ファイル名] user_pw [パスワード]
いやぁ~、PDFtkというツール、便利です。しかも無料。Very Good!
それでは、また次の記事で
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