GOREとにゃんこの桃源郷

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Bile

2008-10-02 | CDレビュー
オランダのゴアグラインド、Bileの13曲入り1stアルバムが、この「Camp Blood」だ。ちなみにこちらは通常盤のジャケットで、限定ジャケ仕様のバージョンも存在するそうだ。Inhumeのメンバーが参加しているからといって、同じような突撃系の音楽ではない。

内容はというと、ホラーゴアグラインドと言って間違いないと思う。要はMorticianのゴアグラ版といった印象を受ける。シンプルな楽曲はMeatknife的とも言えそうだ。

音量はギターが大きめで、ドラムやボーカルはやや小さめな印象だ。ギターはずるずると低音弦のリフで引っ張っていく。ボーカルは布を被せたような音で、ジャーマンゴア風の歌唱だ。ベースはギターの根音をひたすら追随するような形であり、ドラムはスタンダードなスネア音でブラストビートはたまに入る程度である。ストレートな曲調だけに、楽器隊の、ギター先行で他パートが徐々に入ってくるところなどが格好良い。

ホラー映画好きや安定したゴアグラ好きは購入して損は無い。この手のジャンルにしては音質等の面で録音状態が良いことも歓迎されるべき事柄だろう。


Bile
Loek (Bs)
Ben (Gt)
Rob (Dr)


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