Mincing Fury and Guttural Clamour of Queer Decay

　名前が無駄に長すぎて覚えきれない。そんなチェコのゴアグラインドバンド、1stアルバム「Lamentations」はお遊び感たっぷりの15曲入り。ところどころSEがあるが、一番長いのは最後の曲が終わった後だ。そして、Trak表示を見ていないと何処が曲の切れ目だか判らない遣り口もある。

　ドラムは録音が小さいので、速いブラストも聴こえにくい。とはいえ、楽曲センスに富んでいて心地良いドラミングが満載だ。ボーカルはツインならではのバリエーションで、どちらもテンション高め。ギターはジャキジャキしたディストーションで軽快なリフ、まさかソロを弾いたりはしない。ベースも一緒、弦楽器のバランスは良い。

　全体的に楽しげな感じだが、人によっては、うざいと思うかもしれない。世間ではブルデスと言われていることが多いが、自分の好みに合っているためゴアグラなのだろうと思って書いた。そういう理由なので、全人類にお薦めの一品。

Mincing Fury and Guttural Clamour of Queer Decay
Topi (Vo-Scream)
Reef (Vo-Guttural)
Mara (Gt)
Rybiz (Bs)
Cibula (Dr)