坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

達人

2019-07-09 | 日々
どの世界にも達人と呼ばれる人がいます。
病院の中だったら、もちろんお医者さんや看護師さんの中に。
でも今日は療法士さんの達人の話、
私には仙人に見えました。

病院で働く療法士さんは、ほとんどが20代前後半の若い人たち、体力的にも精神的にも大変だろうなあ、と思います。
いつも受け持ちの患者さんの事を考えてくれます。
若いですから行き詰まる事もあるでしょう。
そういう時は先輩に聞いたり、リハビリに同行していただくような場面も見かけました。
広くて大勢人のいるリハビリ室で、歩行の練習を始めたばかりのある日、その日は担当の療法士さんがお休みの日だったので、何回か顔見知りになった別が療法士さんでしたが、
そばにいた70代くらいの、時代劇に出てくるお医者さんみたいな仙人みたいなおじいさんが、「この人、いつも左足から歩くけど何故かわかる?」と若い療法士さんに聞きました。
意識していなかったけど、確かにそうなんです、わたし。
リハビリをしてくれていた療法士の彼は、私の右足の問題、を答えていました。
そして、私の右足にちょこっと施術、
少し歩き方が変わりました。

次に仙人先生は私の骨盤の問題を指摘して鎖骨をトントンやりました、ら、それだけで腰が軽くなり…
左側で噛まない(食べ物を)事も見抜かれてしまいました。

ちょっとした傾きが全てを歪ませるのですね。

その仙人先生は、著書もあるようなリハビリ界の大先生なんだ、と聞きました。まさに達人でした。