Amazing Grace 北の大地での田舎暮らし

大自然の中での田舎暮らし
北の大地で生かされていることに心から感謝し、日々感じたことを綴っています

湖の麓より

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Giverny - Le Jardin de Monet モネの庭

2012年07月11日 | 湖の麓のマイルーム
Giverny - Le Jardin de Monet



今日は美しいピアノの音色とモネの庭をお楽しみください

このピアノの曲は1849年にリストが作曲しました

ショパンがなくなった年です

題名は「コンソレーション」第3曲

『慰め』と訳されます

変ニ長調の曲ですが

『ため息』に似た左手のアルペジョに乗って

右手が優雅な三度の和声を奏でる美しい曲です

弾くのは大変です



麓はリストの曲は聴くのは好きですが

弾くのは苦手です

なぜなら麓の手は小さく

特に小指の短い麓にとって

手の大きいリストが作曲した曲は

難易度が高いのです




麓が最初にリストの曲を弾いた時に

教授が

麓の手を彼の手にあわせて

「リストは東洋のマドモワゼルが彼の曲を弾くとは思わなかったのだろう」と



同じクラスのアメリカ人(男性)は背も高く

手も大きく

リストはまかせてとばかり弾きまくっていましたが

教授は

「リストは手の大きさは想像しなかっただろうけれど、感性というものがあればリストの曲は心で弾ける。」

「心で弾けるようになったら、練習さえすれば手はついていく」と言ってくださいました

そして小声で

「どうもアメリカ人は足が長くて、見ているだけでこっちまで窮屈になる」と



麓はそう言われて初めて気がついたのですが

たしかにピアノに足がつっかえているww

そっか、足が長いってことが足をひっぱることもあるんだ~と妙に納得しました



リストの曲が弾きにくいもうひとつの理由は

あまりにも有名で

失敗したら即ばれるということです



授業の後、そのアメリカ人に

「さっき何を教授と話していたの?」と聞かれ

「うん、リストがね、東洋のマドモワゼル...」っていう部分だけ英語にしました



まぁ、リストみたいに感情表現ができる曲は練習さえすれば(ってあまり積極的には練習していない麓ですが)

バッハやモーツアルトにいたっては

もう神の領域に近くて

とても、とても麓には遠い世界です



そういえば、機内でも

足の長いお方は窮屈そうでした



以前にも書きましたが(どの記事だったか覚えていないのですが)

足が短いことは

他人の足を引っ張らないという意味で

日本人に生まれたことを感謝って書いた記憶があります

が改めて

ピアノの前に座って感謝


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