Amazing Grace 北の大地での田舎暮らし

大自然の中での田舎暮らし
北の大地で生かされていることに心から感謝し、日々感じたことを綴っています

湖の麓より

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今週の原発 1 後半 ウクライナで目にした灰色のマトリョーシカ

2013年01月08日 | 本から








ーーー浅田さんは4月にチェルノブイリ視察に行かれましたね。その話をお聞かせください。


浅田

やっぱり「石館」(原発の放射能性物質を封じ込める巨大シェルター)に衝撃を受けたね。あれを近くで見たら、原発はいいものだなんていう人間はただの一人もいないはずだ。

だってさ、分厚いコンクリートで覆ったものの、それがもうボロボロになって放射能が外に漏れてきたからって、その外側にさらにまたコンクリートの覆いをつくっているんだよ。


ーーーそして何十年かしたらさらないまだ外側をつくる。


浅田

あと26年たったら、その上にまだ石館をつくるわけだよ。それはもう「灰色のマトリョーシカ」だと僕は新聞に書いたけど、そのとおりだ。町でいっぱいマトリョーシカ(木製の入れ子人形)を売っているけど、あれが冗談に思えないんだよ。ほんと、あれは石館のマトリョーシカだね。


ーーーということは、何千年か後の人が、これは何だろうと思って開けてみたら、また同じものがあった。さらに開けてみたら、最後に原発の残骸があったという.....

浅田 

そのときでも、まだ石館をつくり続けているんじゃないかと思うよ。それが公共事業だ、雇用促進だということに、今、なっているんだから。


ーーーチェルノブイリでですか?

浅田

そう。常時3000人ほどそこで働いているんだけど、彼らの多くは、もう原発事故のことなんか知らないんだよ。働いているのは事故以降に生まれている若者だからね。

あの石館を見たらね、もし事故が万万が一にしか起きないとしても、原発なんかだめだよ。絶対にだめ。仮に原発がどんな福音をもたらすものであったとしても、だめ。


ーーーつまり、無条件で廃炉ですね。


浅田

無条件廃炉。


ーーー雇用がどうだとか、夏のビークとかそんなものは......。


浅田

関係ない。みんな関係ない。これは人類の歴史にかかわる問題です。だから、再稼働だとかね、原発を輸出しろとか、あり得ない。原発を輸出して、その輸出した先で事故が起こったら

どうするんだ。

僕はね、ともかく物を見に行く時は、先入観を一切なくして見に行くのが自分の主義なんです。

だからウクライナにも平らな気持ちで行きましたよ。それでもだめだと思ったよ。原発は。


ーーー現状を見ると、議会が機能不全になっていて、自民党も民主党もまともになるとは到底思えないし、彼らにとってかわる政党が近々出てくるとも思えない。一刻も早く国民投票制度を

整えないと愚政の繰り返しです。スイスやイタリアのような制度があれば、再稼働を認めない、電源三法を廃止して原発自体に交付金をおろさないというようなことも主権者国民の意思で

できます。とにかく、原発の問題で国民投票を1回やるべきだと思っているんですがどうでしょうか。


浅田

やるしかない。総選挙をやっても意味がないんだから、国民投票以外には手がないでしょう。やれば、間違いなく原発反対が8割になると思う。


ーーー国民投票でみんなが原発稼働を認めるんだったら、それはそれでしょうがないという気持ちはあるわけですね。


浅田

賛成派が多数になるなんてあり得ないと思う。だって選挙の出口調査じゃないけれど、僕の周りの人に聞いてもほとんどの人が反対なんだから。「原発反対」が多数を取るのは確実でしょう。


(通販生活 7月17日更新分より)








「ちいむら」では2月11日に「復興支援デイ」を設けようと思っております


子どもたちと一緒にあらかじめケーキやお菓子を焼き


地元の方々の善意の品を集め


値段つけ、展示もし、募金箱も設置し


チラシも作成し、売上は全部被災地に送るというイベントです


子どもたちに「被災地で苦しんでおられる方々のことを考える日 & 行動を起こす日」をしたいと思っております


もし、みなさまの手元に「これをその復興支援デイに使っても」という品がありましたら


是非ご協力お願いいたします


左サイドバーに「メッセージを送る」という欄がありますのでそちらか


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