Amazing Grace 北の大地での田舎暮らし

大自然の中での田舎暮らし
北の大地で生かされていることに心から感謝し、日々感じたことを綴っています

湖の麓より

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今週の原発 2 今年も福島を「忘れない」

2013年01月09日 | 本から
 






「一日も早い脱原発なんて、そんなのムリだよ」という声が、経産省や電力業界だけではなくて、経済界を中心に活発になってきました。

●曰く、原発をゼロにしたら原油の価格が上昇したり、再生可能エネルギーのコストが高くついて、電気料金がどんどん上がって家計を圧迫していく。

●曰く、原発をゼロにしたら深刻な電力不足になって、経済が悪化し、雇用は守れないし、社会保障の財源もつくれなくなる。

●曰く、中国、北朝鮮、ロシアにとり囲まれているわが国が原発技術を放棄したら、国の安全保障があぶなくなる(核兵器をいつでもつくれる状態にしておかないとナメられる)。

●曰く、「危険VS必要」「生命VS経済」といった不毛な2項対立はやめて、それぞれが対案を出し合っていけば、いずれ国民的合意は生まれてくる。



これらの原発必要論や合意論には福島が欠けています。つまり、これらはいずれも福島第一原発のメルトダウン事故が起こる以前に論じられるべき話であって、


福島の事故が起きてしまったいま、多くの人は「必要を超えた危険の大きさ」を知ってしまいました。


もはや地震国における原発の存在については結論が出てしまったと言っていいのではないでしょうか。

読者の中には、「いやいや、福島の事故だけで全原発即廃炉という最終結論を出すのは感情的すぎるよ」と顔をしかめる再稼働やむなし派もいらっしゃいますが、

そんなやむなし派の皆さんにぜひ聞いていただきたいのが、12年11月に編集部に届いた福島県の読者S・Tさんの声です。
 

「日本全国、いつ、どこでも大地震は起きる可能性があります。原発があるかぎり、誰でも福島と同じような目に遭うのです。


どうしてそのことが、国の偉い人には分からないのでしょう」(福島市・46歳)


※この他にも編集部に寄せられた「福島の声」をどうぞお読みください。



もう一回、福島レベルもしくはそれ以上の原発事故が起きたとき、それでもあなたは、「やはりゼロはいけない、さらに安全対策を練り直して稼働し続けよう」と言えるのか、


という問いかけです。「もう一回起こったらゼロ派になるよ」というのであれば、その「もう一回」をふせぐためにいまゼロ派になってくれませんか。


福島を「もう一回」経験しないと原発を全廃できないとしたら、ドイツやイタリアの人たちに言われそう、「やっぱり日本人はエコノミック・アニマルだった」って。


今年中に、全国の原発を一基残らず停止させる。停止させたからといって即安全はつくれません。


炉内の使用済み核燃料は4~5年間プール冷却させたあとでないと乾式貯蔵キャスク(容器)化できません。


各発電所敷地内につくったキャスク仮保管設備に貯蔵できるのは4~5年後。


これによってなんとか、〈いつ、どこの原発が大地震に襲われても、福島レベルの悲劇はふせげる〉
 

そして40年(くらいと言われています)かけて完全廃炉に取り組んでいく。


これが、「福島を忘れない」から生まれた地震国日本(年表参照)の結論でしょう。


(通販生活より)






「ちいむら」では2月11日に「復興支援デイ」を設けようと思っております


子どもたちと一緒にあらかじめケーキやお菓子を焼き


地元の方々の善意の品を集め


値段つけ、展示もし、募金箱も設置し


チラシも作成し、売上は全部被災地に送るというイベントです


子どもたちに「被災地で苦しんでおられる方々のことを考える日 & 行動を起こす日」をしたいと思っております


もし、みなさまの手元に「これをその復興支援デイに使っても」という品がありましたら


是非ご協力お願いいたします


左サイドバーに「メッセージを送る」という欄がありますのでそちらか


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