豊前善三つれづれ日記

　( Vol 1392 ) 辺野古移転問題における　沖縄県と国の訴訟合戦は　和解したが　問題は残ったまま　　

安倍総理は　急に　訴訟を取り下げ和解に応じることに決めた

そこには　裏があるように思う

その裏とは　参議院選挙を控え　好印象を得ようとしたのではないか

しかし　辺野古移転の姿勢は　変えていない

辺野古が　唯一である移転先と表明している


沖縄の米軍基地の　根幹の問題には触れず　国の意志としている


これは　地方自治と国家統治との　問題の解決にはなっていないのではないか


長年の沖縄県民問題を　どう考えているのか　

その点が　政府としての　具体的な表明はされていない


態度は　今まで通りののらりくらりの論理で　先のばす姿勢でいる

これからも　その姿勢を貫くのだろうか

それでは　沖縄県人の信頼を受けないのではないか

問題の先送りという手法は　自民党の常套手段である

安倍総理も　同様の手法をとるのではないか


それ故に　今回の和解は　パフォーマンスとしか　映らない


過去を見れば　長崎の諫早湾埋め立ての件を思い出す

いまだに　地元では　問題解決はしていない


その原因は　国の強引な行動にある


辺野古移転問題も　強引に進めるのではないか


和解のパフォーマンスで　沖縄県民に配慮したという理屈をつけ　国の決定は決定として推し進める　のではないか


自民党政権の　強引なやり方は　民意を反映するという姿勢ではない


決定ありき　の姿勢


今後の動きに注目したい


安倍総理の　パフォーマンスに惑わされては　ならない

国民は　冷静に　物事をみてほしい