豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三つれづれ日記

2016年04月24日 09時06分32秒 | 日記
( Vol 1418 ) 日本の社会 将来を考える機会として 映画「スポットライト 世紀のスクープ」はヒントになるのではないか


先日 映画「スポットライト 世紀のスクープ」を鑑賞してきた

映画「スポットライト」は 2002年に アメリカの街で起きた カトリック教会の神父による児童への性的虐待事件の 教会組織ぐるみによる隠蔽に対する スキャンダルを暴くという内容

この内容は ただ単に 他人事として見るわけにはいかない

人間社会における 権力を持った者と従わざるを得ない者との関係における矛盾を考えさせ 報道の自由ということにまで 問うていた


これは 今の日本社会にも 当てはまる


今 日本の報道の自由度の順位は 「国境なき記者団」の調査発表によると 世界180カ国と地域で 72番目  前年の61番目よりも順位を下げている

このことは 何を意味するのか

最近 気になっているのが 報道の自粛姿勢である

安倍政権になってから 政治家の報道への圧力は 陰日向両面から行われ 自由な情報が流れなくなっていると 感じていた


その裏付けが この順位ということではないか


映画「スポットライト」で指摘されるように 巨大になった権力による圧力と似ている

国家機密法なるものも 協会の隠蔽行動の中に ダブって思い起こさせる


報道の自由が保障されてこそ 権力の暴走にブレーキをかけられるのではないか


報道の自由が 犯されはじめているのが 日本の現状ではないか と思う


一人一人が 冷静になって 現状を見つめ 批判する目を持つことが大事ではないかということを 改めて考えさせられた作品でもあった


「長いものにはまかれろ」 という言葉があるが それでいいのか と問われているような気がする

どんなにすばらしい集団 人でも 巨大な権力をもったときから 公私混同をして 自分たちにとって 不都合な事柄は 隠蔽していく

人間の持つ 欲望の暴走である

このことは ドラマ「民王」の中でも 取り上げられていた


日本だけでなく 世界中が この問題を抱えている ということではないか


人種差別問題 村八分問題 全体主義強要の問題 いき過ぎた個人主義の問題 という事も含めて 改めて考えていかなければならない と思う


SNSが広がり 情報が氾濫する中 いかに 一人一人が 冷静になって 判断をして 意見を自由に述べ 発信するか ということの大切さを考えさせられる


パナマ文書問題 ということも 最近は起きてきている

いかに 隠蔽と報道が戦うか

そのことが 世の中を 是正させていく ということにつながっていくのではないか

最近では 三菱自動車のデータ改ざんなども その部類に入る





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