豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三つれづれ日記

2019年02月19日 13時08分52秒 | 日記
 ( Vol 2421 ) 安倍総理の国会での 民主党政権の時代の悪夢の理由の1つは 中小企業の倒産件数にある というが これは詭弁である

安倍総理は また 詭弁を使った

安倍総理は 「悪夢」の理由の1つとして 中小企業の倒産件数の推移を 取り上げていた

確かに 2009年から2012年 民主党政権のときの 倒産件数 よりも 少なくなっている

しかし 安倍総理の言うことは 真実だろうか

遡ること バブル崩壊の時期まで 見てみると 違うことが明白である


1990年から2016年の 倒産件数の推移を見ると

バブル破綻の1990年 自民党 海部政権 では  6468件

      1991年 自民党 宮澤政権 では 10723件 このときに1万件越え

      2001年 自民党 小泉政権 では 19164件

景気拡大  2006年 自民党 安倍政権 では 13245件

      2008年 自民党 麻生政権 では 15646件

デフレ認定 2009年 民主党 鳩山政権 では 15480件

東日本大震災2011年 民主党 野田政権 では 12734件

      2012年 自民党 安倍政権 では 12124件

      2013年 自民党 安倍政権 では 10855件 

      2016年 自民党 安倍政権 では  8466件

1968年 日本のGNPが世界2位になった年の倒産件数は 10776件

この推移から分かるが 日本の経済が上向きになり始めた頃から 倒産件数は増加していた

民主党政権の期間が 特別な件数ではない

政権交代前の自民党政権時代の 件数から見れば 減少している

安倍総理の答弁は 自分にとって都合の良いデータだけを 取り上げ 比較

これは 国民を愚弄している


なぜ 倒産件数が増加したのか

なぜ 倒産件数は減少したのか

そこには 日本の経済の勢い が関わっているのではないか

倒産件数が増加していった時期は 景気の良い期間である

民主党政権から交代した安倍政権時代は 景気低迷期間である

それだけ 企業の活動が低迷したといえるのではないか

中小企業の倒産件数と経済の勢いは 相関関係にあるといえるのではないか


だとするならば 安倍総理がいう 「 悪夢 」という根拠を示す ものとはならない

むしろ 自民党政権が つくってきた 日本の経済の基盤に 問題があった といえるのではないか

混乱を招いた大きな要因は 福島原発事故が 大きい

福島原発事故が なければ 東日本の地震災害 として 影響は特定地域に収まっていた

しかし 原発事故は 日本の経済にまで影響を及ぼした

これは 国民生活 日本の経済とって 悪夢 であったといえるのではないか

いまだに 原発事故終息をみないでいる

安倍政権は 見せかけの景気をつくりだしている

労働者の賃金を 強引に 企業に求め

労働者の雇用を 強引に 企業に求め

見かけ上 良いように見せている というのが本当のところである


中小企業の大企業からの下請けから脱却図ろうとする 行動が見られる 今日

このことは 中小企業の倒産を減少させる要因にもなっている のではないか


政治家は 自分にとって有利なように 統計を利用する このようなことで良いのか

もっと 国民目線で 物事を語ってほしいものである




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