聖なる書物を読んで

現役JW29年目

記念式

2018-06-25 | 聖書
エホバの証人にとっては、年に1度の大切な祝い。

過ぎ越しに替わるものとして、イエスが制定された、とされている。


実際にその場にいたのは、マタイとヨハネの2人。

ヨハネは、イエスの傍にいた。


マタイとマルコは、ほぼ同じ内容で、食事をしているときに、パンと杯を回している。

でも、「記念として行い続けるように」とは書いていない。


ルカは、まず杯を回し、次にパンを回す時に上記の言葉を入れ、

晩さんがすんでからまた杯を回してる。


ヨハネは、記念式については何も記していない。

最後の過ぎ越しの時のイエスの言動を、5章もかけて記しているのに。


パウロが、コリント①11章の中で一番詳しく書いている。

「主から受けたこと」と述べてから、パンを回す時に上記の言葉を入れ、

晩さんがすんでから杯を回す時にも上記の言葉を入れている。

さらに、杯の時には「それを飲むたびに」

最後に「このパンを食べ、この杯を飲むたびに、あなた方は主の死をふれ告げてゆく」と書いている。

文脈を追ってみると、

集い合うことが、分裂や派によって悪い結果になっていて、

一つの場所に集まっても、各自持参したものをまず勝手に飲み食いするから、

主の晩さんを食べることができてない状況だったことがわかる。


エホバの証人の教理を離れて、これらの記述を読むと、

年に1回の、過ぎ越しにとって代わるものとして、イエスが制定した祝い

ではなかったように思われる。


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