かみわざ

出来ないことを出来ると言って、挙げ句の果てに
「やっぱり出来ませんでした、ごめんなさい」は
立派な大人のすることではない。

黙ってやることやる。
男は、いや別に男に限ることはないのだが言葉の流れ上(^^;一応
かくありたい、というお手本を今日見た。

もう十分老人と言うにふさわしい男性が、二匹の中型犬を連れて歩いていた。
そのうちの一頭がアスファルトの地面をクンクンと嗅ぎ出した。

男性はすかさず手にした新聞を数枚取り出して犬の尻の下にサッと
敷くが早いか、その犬は道路の真ん中で大きい方の排泄をした。
それは見事に新聞の上にポトリと、、。

まさに見事な紙技だった。(^^;

その瞬間、今度はもう一頭がこちらも同じ行為に至った。
あららぁ、新聞敷いてないやんか、と思ったが、ブツは引力の法則に従って
道路の真ん中にコロコロと三つ転がった。
男性はその事に気づいていない。

男性は最初のブツを新聞でくるりと丸めて行こうとした時、別のブツを発見。

それからがまたまた紙ワザだった！(^^;

親指をぺろっと舐めると残りの新聞の束から数枚取り出してサッと
ブツに被せると器用にブツを丸めて、少し地面にこびりついたヤツを
新聞の端でごしごしと拭き取った。
そして同じくクルリンパッと新聞を丸めた。

その間僅か１，２分。何事もなかったようにブツを手にし男性は過ぎ去った。

正に紙技！　スバラシイ！(^^;

慌てず騒がずさらりと事を処理する。
男はこうでなくっちゃ、ねぇ、鳩山さん。（笑）



さて、本日の一枚は、寒さの中でけなげに咲くサツキ。




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