感想

バラとおわら風の盆と釣りなどの雑記

風の盆 前夜(1日午前1時)

2006年09月10日 | おわら風の盆
 31日の午後9時、自宅を出発。三才山トンネル、松本トンネル(午後10時以降は無料)上高地線で安房トンネルを出て、平湯で右折。途中栃尾温泉で休憩し、神岡で41号に出て八尾へ。予定通り1日の午前1時に到着する。いつも車を止める場所には、前夜祭の時から来ていたというキャンピングカーが列をなしており満車。少し待っていると1台だけ出てゆく車があったのでそこへ入れさせてもらう。鏡町の石段を上がり、公民館に出ると、三味線の音が聞こえてくる。見るとおたや階段に向かって、自前の浴衣や私服姿の鏡町のおなじみの地方がほぼフルメンバーで流していた。前にはやはり自前の浴衣で青年女子が8人程で本番さながらに緊張感のある踊りを見せていた。踊りの周りには、鏡町の地元関係者と、私のように気の早い観光客(笑)が20名程と、テレビ局のカメラクルーが撮影をしている。町流しの一行はおたや階段まで行くと、今度は向きを変え公民館方向へ。公民館に着くと休憩に入る。
 私はふたたびおたや階段まで歩いて行くと、今度は鏡町の若手の地方が歌い手とともに数名で流してくる。しばらく聴いた後、だれもいないおたや階段を上がり高野そば店前へ行くと、上新町の一行が休憩に入っている。しばらくすると大西さんの合図で上新町公民館方向に出発。途中気がつくと、胡弓が若林美智子さんに替わっている。彼女のファン10数名も取り囲むように付いてくる。1年振りに上新町のおわらを堪能。素晴らしい。公民館で解散。諏訪町方向に歩いて行くと、聴きなれた胡弓の音が響いてくる。見ると上新町の地方の方3名(胡弓、三味線各一丁、歌い手1名)が流してくる。しばらく立ち止まり聴き入る。観客は私を含め数名。周りの民家の壁に三味線、胡弓が反響し、音が響き渡っている。歌も朗々としてよく通っている。横で一緒に見ていたご夫婦が「すばらしいね」とため息をついた。そんなため息までが聞こえるほど静かなおわらでした。演奏が終わる自然と拍手が出ます。
 再び諏訪町へ出て、東新町通りへ向かう。東新町の若手の地方5名程が通りを流している。公民館までの狭い道は、明かりの付いた雪洞とその僅かな光に照らされた建物が美しい。そんなことを思っていると、ふとここは曳山祭りのクライマックスの一つ、角廻しの場所と気が付く。よくこんな狭いところを通すものだと、今更ながら関心する。
 その後、西町を通り、下新町へ。夫々の公民館の室内には明かりが灯もっています。天満町では若手の踊り手10数名がなごやかに歓談していました。十三石橋を渡らず、井田川沿いに石垣の下の道路を歩き、西町の雪洞の列を見上げながら再び鏡町へ。鏡町では若手の地方が演奏しています。演奏を聴き終えると、寒くなってきたので駐車場に戻りました。午前4時頃でした。まだ正式に風の盆が始まっているわけではないので、演奏や踊りの写真は撮りませんでした。



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天満町  輪踊り

2006年09月10日 | おわら風の盆













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