感想

バラとおわら風の盆と釣りなどの雑記

歩くほどに

2006年09月14日 | おわら風の盆
越中八尾駅のある福島(ふくじま)から奥の東新町(ひがししんまち)までは3Kmほどの道のりです。普通に歩いて30分はかかります。しかも旧町内はすべて坂道、ご覧のような石段も多く、沢山見ようとすればするほど、移動距離も増え見物=体力勝負の世界といえます。けれども歩く程に多くを見、多くを聴くことができ、何かしらの発見が待っています。今回3日間で一体何往復したか、宿を富山駅前にとった関係で、駅までは3往復、それとは別に天満町(てんまんちょう)から東新町までは10往復以上はしました(笑) でもまだまだ路地裏など知らないところ沢山あります。  

西町おわらの大移動






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上手いと思ったら

2006年09月14日 | おわら風の盆
昨年の風の盆でも唄っていた彼女。大変声量があり上手いな~と思っていました。
西町を深夜12時頃うろついていると、今年も同じ場所で彼女が唄っていました。
傍にいた人に話を聞くと、上手いわけで民謡日本一の方ということでした。(日本民謡フェスティバル2005 グランプリなど)
この度富山県内の民謡を集めたCDを発売したというので、買ってしまいました。
寺崎美幸さんです。





ところで、一緒に踊っている女性達は、昨年までは揃いの浴衣を着て踊っていました。引退にはまだ早いですね~



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「秘すれば‥」  伝統芸能の集大成としてのおわら

2006年09月14日 | おわら風の盆


花ちらで月はくもらぬよなりせば物をおもはぬわが身ならまし   山家集

時々、風の盆は何かと考えています。盆と付くので、盆踊りかと言えば、輪踊りでの豊年踊りではその面影は見ることができますが、全体として見ると、盆踊りではないですし、それでは、盂蘭盆の最終供養としての民間宗教行事かといえば、そうでもないです。もちろん成立の起源をたどれば、浄土真宗や踊り念仏の時宗の影響はあるかと思いますが、果たしてそれが、今のおわらなのかは、疑問です。解釈を拒絶しても動じないものが本当の美であると言われますが(多分…小林秀雄)おわらを見にくる方が、感動して帰って行くのは事実ですし、もちろんその大部分の方にとっては、三味線や胡弓、歌のテクニックについての薀蓄もない(私もそうですが)こともまた事実です。われわれは、あるものを見たまま、流れてくる音に耳を傾け、聴くままに何かを感じ取っており、それに対しての言葉を発する以前に思いを抱き、気持ちが揺り動かされることを感動といいますが、それを与える側にとっては、日々の芸事鍛錬の結果であることを見る側、聴く側では強く認識しなくてはならないと思います。そういった意味において、おわらは一つの稀有な形での伝統芸能の集大成ばかりか、人々に与える影響力も考慮すると、究極の文化形態、文化そのものではないかと考えます。
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昼のおわら 下新町 諏訪町

2006年09月14日 | おわら風の盆
下新町には八幡社があり曳山祭りはそこの祭礼ですが、風の盆の時は境内に特設ステージが置かれ、絶好の鑑賞場所となります。昨年はたっぷりそちらでおわらを見ましたので今年は行きませんでした。





諏訪町   鏡町

諏訪町はよく整備された町並みで景色も綺麗なため、期間中は一番の賑わいをみせます。
というか賑わい過ぎて踊りを踊るスペースを生み出すのが大変な状況となっています。古くからこの町のファンも多く魅力的なところですが、今年も開催中はまったく行きませんでした。そういえば、今までほとんどまともに見たことがありません。写真は西新町での撮影となっています。
同様に鏡町も今年は通りはしましたが、正規軍の踊りを見ることはありませんでした。テレビで有名になりすぎたのか、兎に角人が多く、また早くからおたや階段ではガムテープで貼られたダンボールなどでの場所取りが横行し、大変なことになっていました。こちらも昨年はたっぷり見たので今年はパス。鏡四季と呼ばれる四季踊りが綺麗です。





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25歳以下 独身

2006年09月14日 | おわら風の盆
おわらで町の揃いの浴衣を着る女性は25歳以下で独身の女性と男性もほぼ同様の暗黙のルールがあります。
おわら踊りが揃いの浴衣に大変映えるのは、その為です。
当然祭りの主役の彼らは学生や仕事を持ちながらの参加ですが、おわらにかける意気込みは大変高く、
とても爽やかな印象を見る者に与えます。

西町


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昼のおわら   上新町   東新町

2006年09月14日 | おわら風の盆
上新町の桜の衣装 男性の衣装の中では最も豪華
中学男子はこげ茶の地になっています。
私が最初に見たおわらはこの上新町のおわらでした。他町と比べて大変思い入れがあります。通りも八尾のメインストリートと呼ぶにふさわしく大きく周りには商店街が連なります。



上新町の女性の衣装はほんのりと薄いピンクです


東新町は諏訪町の続きの町で、若宮八幡宮があります。
矮狭な通りに並ぶ民家は情緒があり見ごたえがあります。おわら人口が少ないのが悩みだそうです。(撮影場所は西新町通りです)





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