関連ブログ記事・・・2021/6/6付「十勝~北見の高速道事業が15年ぶりに再開されます」
長らく「当面着工しない区間」扱いされていた北海道横断自動車道の足寄~陸別間ですが、2021/7/30付で正式に事業再開が決まりました。
https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/release/slo5pa00000050th-att/slo5pa000000a3zd.pdf
といっても、まずは用地買収や設計からなので、実際に現地で工事が始まるのはまだ先と思われます。
そして、2014年から事業が進められているその北側の山越え区間の陸別IC~陸別小利別IC間も、未だ開通予定は発表されていません。
2023/4/26付で公表された令和5年度分の国土交通省直轄事業の事業計画(北海道関連分)の資料で、
https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/ki/keikaku/slo5pa000000xe0s-att/slo5pa0000011rx3.pdf
10ページ目に北海道横断自動車道(足寄~北見)のことが掲載されていますが・・・
2023年度予算は国負担分18億円・北海道負担分2.7億円で、事業内容は以下の通りです。
・調査推進:測量設計
・用地買収等推進:陸別地区用地買収、陸別地区物件補償
・工事推進:陸別地区改良工、陸別IC橋下部工
そして、用地進捗率は約73%・事業進捗率は約72%となっていますが、この分母は陸別小利別以北の既開通区間を含む全79km区間を示すものと思われます。
陸別IC~陸別小利別IC間のGoogle航空写真を見ると、現在の国道242号の西側に工事中の道路が延々と続いていることがわかります。特に分線地区から北側は国道と大きく離れています。
トンネルはほとんどなく、ここまで目に見える形になっていると開通予定を公表してもよさそうなものですが、やはり日本で最も寒いエリアなだけに冬季間の工事は相当大変なはずで、それ故に慎重を期しているのかも。
「北海道横断自動車道 陸別」で検索すると、各区間の施工会社が発信する工事に関する情報が多数引っ掛かります。その一つを見ると、
https://www.miyasaka-cc.co.jp/post_underconstruct/post_underconstruct-12162/
分線地区の2km区間の「道路本体の道路土工、排水構造物及び機能補償道路の施工」について、2023年度ほぼまるまるかけて工事を行うとのこと。