2023/7/6付ブログ記事「能越自動車道の北端部が2023/9/16に延伸開通、中間区間は?」の続報です。
上記ブログ記事を書いた半年後に能登半島地震が発生し、奥能登エリアの幹線道路がズタズタになったのは周知のとおりです。2023/9/16に開通した輪島道路のと三井IC~のと里山空港ICも例外ではなく、2024/1/18に一方通行で再開し、対面通行が再開されたのは2024/2/27です。
気になるのは未開通区間(輪島道路II期の輪島IC~のと三井IC間および田鶴浜七尾道路)の工事状況ですが、北陸地方整備局のサイト内の能越自動車道に関する特設ページは2024年に入って更新が途絶えてしまっていますし、各メディアも国道249号など壊滅的な被害を受けた道路のことは大きく報道しますがこちらの状況はなしのつぶて状態です。
ただ、北陸地方整備局のサイトで2024/12/18付で公開された令和6年度 補正予算の石川県関係の資料を見ると、
https://www.hrr.mlit.go.jp/library/yosan/R6/hoseiyosan/03_ishikawa.pdf
12ページ目に、輪島道路II期に4億円、田鶴浜七尾道路に8.8億円が配分された旨の記載がありました。具体的には、
輪島道路(Ⅱ期)では、横地地区の改良工事等を推進するとともに、田鶴浜七尾道路においては、千野町地区の改良工事及び八幡町地区の橋梁下部工事等を推進することで、事業の着実な進捗を図ります。
となっています。
輪島道路II期の横地地区(GoogleMapの航空写真はこちら)は輪島IC予定地の1km南方に相当し、丘陵地を削って道路を構築しています。
https://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/road/nouetsu/kouji/live/yokoji/yokoji.html (このブログ記事を書いている時点では2023/9/1撮影分が最新)
また、田鶴浜七尾道路の千野町・八幡町地区(GoogleMapの航空写真はこちら)は七尾IC部分に相当します。国道159号との交差部分に高架橋を構築し、さらにその西側に本格的なインターチェンジの構造物を構築する工事をまずは進めるようです。
https://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/road/nouetsu/tatsuru_kouji/live/nanao/nanao.html (このブログ記事を書いている時点では2021/12/23撮影分が最新)