城陽市東部の新名神のルートは、2023/10/19付ブログ記事「2023/10時点の国道24号城陽井手木津川バイパスの工事状況(その4)」でも触れたとおり、もともと一面の山砂利採取場だったところに物流施設・集客施設などを誘致すべく(その1つが京都城陽プレミアム・アウトレット)大規模な開発事業が進行中であり、一般人の立ち入りはできません。このブログ記事を書いている時点では、城陽市が新名神に沿った都市計画道路「東部丘陵線」を整備していますが、実際に通行できるのは木津川運動公園の西側のみです。
https://www.city.joyo.kyoto.jp/cmsfiles/contents/0000008/8804/R4hyoukachousho.pdf
https://www.pref.kyoto.jp/kikakuriji/news/press/2022/2/buturyu.html
周辺の土地ゾーニング図はこちら
ただ、周辺のGoogleMapを見る限り、新名神の北側にある陸上自衛隊長池演習場へのアクセス経路としての公道が存在し、沿道には山砂利採取場のほか人家も存在します。演習場の入口の手前までグーグルカーが到達しているので、あるいは城陽スマートICのすぐ東側では新名神の工事現場に近づけるかもしれません・・・ ということで、JR長池駅方面から徒歩でアクセスすることとしました(2023/11/24)。
開発に合わせ城陽市が整備した調整池。周囲は公園っぽく整備されています。丘の上がアウトレット予定地の中心部で、一帯は「令涼つむぎ」の地名が制定されました。
https://www.city.joyo.kyoto.jp/cmsfiles/contents/0000007/7328/gian16_2022021821142427.pdf
南側には三菱地所が管理する空き地があります。アウトレットの臨時駐車場用地に相当するのかも。
雰囲気は完全に「山砂利採取場の中」で、関係者以外立入禁止と勘違いしてしまいますが、この道路の先には人家や演習場があります。
北側部分は実際には三菱地所が買収済みで、やがてアウトレットの建設の槌音が響くはずですが、土地造成の遅れに加え肝心の新名神の開通が先延ばしになっているため、未着工状態が続いています。2019年11月に開催された地元説明会の資料によれば、2020年夏~2022年夏の間に造成工事を行い、2022年秋に着工して2024年春の開業を予定していたわけですが・・・
宅地造成工事許可標識は期限切れから1年以上経過しています。
その東側では、城陽市道3201号線を整備するための敷地造成工事の最中です。城陽スマートICへのアクセス道路に相当するようですが、道路本体の着工は2024年度になることでしょう。
人家や山砂利関係ではない工場が集まるエリアを抜けると、道路の付け替え区間に遭遇しました。グーグルカーが2021年2月にここで引き返した当時とは、様相が大きく変わっています。
「関係者以外立入禁止」の看板は見当たらないので、さらに歩を進めます。
(つづく)