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3.宇治田原トンネル東側、府道宇治田原大石東線などとの交差部
こちらも高架橋で一気に越えます。
岩山の集落を抜け、府道の旧道を歩いてゆくと、高架橋が見えてきました。手前の「発祥」と書かれた石碑が気になりますが・・・
「京阪宇治交通」という今は存在しないバス会社(かつて京都府南部のほか大阪府枚方市のくずはエリアでも路線を展開していた)の発祥の地を記念して、1982年に設置されたものです。
同社は1922年にここで創業し、宇治市内との間にバスの運行を開始しました。その後1959年に京阪グループとなり、高度成長期に次々に団地が造成されることにより沿線人口が増え業容が拡大しました。しかし1997年に天ケ瀬ダム付近にオープンした地ビールレストランの経営がうまくいかず(当初は各地から直通バスを走らせるなど相当力を入れていましたが)、1999年以降に再編を繰り返した末2006年に消滅しています。同社の路線は京阪グループの他社が引き継いで運行しています。
高架橋が近づいてきました。構造物はかなり完成に近づいていますが・・・
東側の盛土構造の部分とはまだ接続していません。
宇治田原トンネル東側の坑口付近を見上げる。
交差部分の下の人道は、新名神高架橋工事のため通行止めとなっています。工事看板では「2023/12/末まで迂回」となっていますが、2024年に入ってからも通行止めは継続中です。
高架橋の真下の様子。
高架橋を越え、東側の盛土部分を遠望する。手前側は宇治田原トンネル東側工区の工事用ヤードで、仮設道路で接続しています。
もう少し北側から撮影。ボックスカルバートが見えます。
このボックスカルバートにつながる小道に右折します。
(つづく)