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2023/2/25に、熊本市と天草市を結ぶ高規格道路「熊本天草幹線道路」の一部をなす本渡道路の1.3km区間が開通しました。
https://kumanichi.com/articles/959648
https://www.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/news/20230225-OYTNT50140/
距離は短いですが、その大半は天草上島と下島を結ぶ「天草未来大橋」です。これまで上島と下島を結ぶ自動車が通行可能な橋は天草瀬戸大橋1本だけで(他に歩行者専用の昇開式可動橋あり)、慢性的な渋滞が発生していましたが、これで大幅に少なくなることでしょう。
ただ、熊本天草幹線道路自体は、今回の開通区間を足しても供用区間は計画の4分の1をやや超えたくらいの18.3kmのみで、まだまだ先は長いのが実情です。
道路の全体像と進捗状況は、九州地方整備局八代河川国道事務所のサイト・熊本県天草広域本部のサイトそれぞれで紹介されています。前者のほうが最新の状況が反映されています。
https://www.qsr.mlit.go.jp/yatusiro/road/vte/index.html
https://www.pref.kumamoto.jp/site/amakusa/86402.html
天草上島内の13.3kmが松島有料道路として2007年までに、そして九州本土の宇城市三角町と上天草市大矢野町を結ぶ架橋部をメインとする三角大矢野道路3.7kmが2020年にそれぞれ供用開始済です。
しかし、(国道57号のバイパス扱いのため)国土交通省の事業となる本土部の供用区間は未だゼロkmのままで、熊本市街地に近い区間は事業化されておらず調査中のままです。そして、熊本県の事業となる天草島内では、このブログを書いている時点で事業中の区間は三角大矢野道路につながる大矢野道路約3.4km区間のみです。松島有料道路の終点である上津浦ICの先の約8km区間は、つい最近調査が始まったばかりのようです。
大矢野道路の進捗については、熊本県天草広域本部のサイト内のかわら版「大矢野道路編」のページで公開されていますが、
https://www.pref.kumamoto.jp/site/amakusa/77469.html
2022年度時点では、ようやく現地での工事に着手したかどうかという状況です。