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尼崎宝塚線宝塚IC付近の拡幅工事の状況(2023/2時点)その1

関連ブログ記事・・・2023/2/1付「尼崎宝塚線・拡幅工事ストップの背景(その1)

兵庫県道42号尼崎宝塚線は阪神間の南北を結ぶ重要な幹線道路ですが、上記ブログで書いたように以下の2区間のみが2車線で残っています(他は4車線化済)。

1.阪急立体工区・・・尼崎市内で阪急神戸線をオーバークロスする地点の前後区間

2.小浜南工区・・・宝塚市内の「福祉センター前」交差点から中国道宝塚ICまでの区間

1.は沿線住民の要望による設計見直しのため2022年度については工事中断状態なのは既報なので、今回は「2.小浜南工区」をレポートします。

兵庫県の公共事業等評価においては、これまで2015年度・2020年度の2度にわたり評価対象になっています。

2015年度の投資事業評価調書はこちら

2020年度の投資事業評価調書はこちら

2006年度に事業着手しており、当初見込みでは2012年度完成予定だったのが、2015年度時点では「2018年度完成予定」に変わり、2020年度時点では「2022年度完成予定」に変わっています。最近取り上げた国道179号太子道路同様にベタ遅れ状態ですが、こちらの場合遅れの理由は「用地買収の難航」のみで、2020年度にすべての用地買収を終え最大の工事規模となる「中国道宝塚ICとを連絡するランプ部分の立体化工事」に着手できていました。

しかし、現地の様子からすると、残念ながら「2022年度内の完成もまず無理」です・・・

 

(1) 北行が2車線から1車線に縮小する付近の様子

 小浜南工区の南端は福祉センター前交差点ですが、その手前で4車線の道路がとっくの昔に完成済みの区間も、いきなりの車線減少を回避するため歩道側の車線をガードレールの設置により規制しています。

ストリートビューでは決して記録できない、歩道橋上から北側を見た様子。

バス停と総合福祉センター方面へ左折する車のため、交差点直前では再び4車線に戻ります。前方に、建設中の中国道宝塚ICに通じるオンランプが見えます。小浜南工区の最大のミッションは、「尼崎宝塚線から宝塚ICに向かう車を、平面交差ではなく立体交差で処理することによる渋滞の回避」です。

(つづく)

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