関連ブログ記事・・・2024/9/15付「箕面滝道ワンウェイ観光周遊バス、2024年の運行内容の変化」
上記ブログ記事で
>既存の「阪急北千里駅・千里中央駅~勝尾寺~北摂霊園」の路線バスに加え(こちらも箕面萱野駅に乗り入れ)、これまで紅葉・初詣時期のみ臨時運行していた勝尾寺シャトル便を年箕面萱野駅発着で毎日運行を開始したため、目的地が勝尾寺のみの利用<主に外国人客>はこちらに任せるということなんでしょう。シャトル便の運賃は従来便と同じ400円で、当初は平日2往復・土休日4往復でしたが、2024/9/1からはそれぞれ倍の平日4往復・土休日8往復に増便されています。
と書きましたが、箕面萱野駅~勝尾寺間の運賃は2024/10/1から現在の倍の800円に値上げされます。シャトル便のほか、従来からの「阪急北千里駅・千里中央駅~勝尾寺~北摂霊園」線の当該区間で乗り降りする場合の運賃も同様です。
阪急バスは一般路線のほとんどで2024/10/1に運賃を値上げしますが、公式サイトに掲載されている箕面市分の運賃表を見ると、
https://www.hankyubus.co.jp/rosen/fare/kaitei/20240621minoh-u.pdf
阪急北千里駅/千里中央駅~勝尾寺間=520円から900円に値上げ
箕面萱野駅~勝尾寺間=400円から800円に値上げ
粟生間谷西四丁目~勝尾寺間=260円から450円に値上げ
と明記されており、他路線の値上げ率が概ね5%~15%の範囲内に収まっているのとは対照的です。ちなみに、春秋の彼岸やお盆には臨時バスが増便される北摂霊園発着の運賃は
阪急北千里駅/千里中央駅~霊園事務所間=680円から770円に値上げ
阪急北千里駅/千里中央駅~北摂霊園内各バス停間=740円から830円に値上げ
箕面萱野駅~霊園事務所間=560円から630円に値上げ
箕面萱野駅~北摂霊園内各バス停間=630円から710円に値上げ
などとなっており、「勝尾寺のほうが手前にあるにもかかわらず、運賃が却って高くなる」という事態が発生します。
このブログ記事を書いている時点での阪急バス公式サイトには、2024/10/1から北摂霊園線の運行内容を変更する旨の案内が出ていますが、
https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20240913h.pdf
路線名の変更(粟生団地線北摂霊園系統→北摂霊園線)と持国天前バス停の廃止が記載されているだけで、運賃の逆転現象が発生する点には触れていません。この路線名の変更こそが、運賃設定を他の系統から切り離して独自のものにするための方策と推測されますが・・・ 勝尾寺バス停の周辺には一般の人家は全くありません。
ちなみに、2022年の秋の紅葉シーズン時点では2022/11/13付ブログ記事に書いた通り勝尾寺を訪問する外国人は関西在住のベトナムをはじめとするアジア系の方ばかりでしたが、2024年時点では欧米系の外国人旅行客にも大人気となっています。
同じのりばからは別系統も発車するので、2列のベンチの一方には「勝尾寺に行かれる方はここで待たないでください」旨の掲示が英語併記でなされていました。
バス停の標柱の下のほうには「2024/10/1からの運賃値上げ」「2024/9/21~23の間の北摂霊園行臨時便運行」「2024/10/1からの北摂霊園線の運行内容変更」の3つの掲示が貼られていますが、これらだけでは勝尾寺までの運賃が倍額になることはわかりません。