群馬県版の地域連携バスカード「ノルベ」の利用が3月12日から開始されました。
https://ncb.jp/nolb%C3%A9_guide.pdf
但し、このバスカードはあくまでも県内6社(群馬中央バス・日本中央バス・日本中央交通・永井運輸・矢島タクシー・上信電鉄(4月1日から上信観光バス))とJR東日本が提供するサービスであり、PASMO事業者である関越交通や朝日自動車は「同じ群馬県内ということで、Suicaのシステムを経由してノルベを使えるようにしている」扱いです。
https://gunbus.co.jp/routebus/blog/detail/id/85
さて、以前のブログで、関越交通が県北部など一部の路線向けに独自に発売している割引率の高い「尾瀬カード」が発売終了になると書きましたが、改めて関越交通のサイトの該当ページにアクセスすると、
https://kan-etsu.net/publics/index/29
下の方に「※利根沼田・吾妻地区に関しては継続して販売いたします。」の文言が追加されていました。
「尾瀬カード」が3月限りで発売終了、1年後に使用終了となるのは、以下の路線のみと明記されています。
・伊香保温泉線(渋川駅~伊香保温泉・伊香保榛名口)
・赤城山線(富士見温泉~赤城山ビジターセンター)
・渋川市から同社が委託を受けて運行している路線全線(渋川温泉りんご団地線・青葉台経由りんご団地線・神田原祖母島循環線・小野上温泉線・子持桜の木線)
ちなみに、関越交通の県北部(利根沼田・吾妻地区)の路線には、PASMO・Suica・ノルベなどICカードが使える路線とそうでない(尾瀬カードやぐんネットなど磁気カードには対応)路線が混在しています。
同社のサイトでは基本的に「使える路線」のみ列挙しており、使えない路線は時刻表のページで情報提供しているので地元民以外にはややわかりにくいですが、
(例)沼田・昭和村・たんばら・老神・猿ヶ京温泉方面(https://kan-etsu.net/publics/index/21/)
四万温泉・沢渡温泉・中之条町・東吾妻町方面(https://kan-etsu.net/publics/index/25/)
沼田市内の場合は、同じ関越交通が運行している路線でも「自社の路線はICカード対応、沼田市や周辺の町村から委託を受けて運行している路線はICカード非対応」という切り分けが明確になっています。
ちなみに、同社によれば、現時点でICカード対応路線を大きく増やす計画や、(システムの老朽化が進む磁気カードの)尾瀬カードを廃止する計画はないとのこと。