私は子どもたちの世話にはならんと、啖呵を切っていました。
しかし考えてみると下の世話まではと思いつつも、あの世に行くときはそれなりの世話になるのでしょう。
サヨナラした後もいらないものの始末とか、その後の処理に手間もおかけし世話になるかと思います。結局は後始末などは子どもがする羽目になります。
そう、私は団塊の世代ですが、その子どもたちはロスジェネレーション世代と呼ばれています。
いろいろな世代がありますが、【ロスジェネレーション世代】とはです。
■ 氷河期世代(ロスジェネ世代)は40歳後半から50歳代となっています。
ネットに書かれていたので、ちょっと気になりました。
何が言いたのかですが、前述しましたように、私たち団塊の世代はやがて老いて人の世話になり、さらに後始末は子どもたちになってしまうのでしょう。
子どもには世話にならない!とは言っても、やはり頼りになるのは子どもたちです。
そのロスジェネレーション(40代後半から50代)のそれぞれ生活環境の差が大き過ぎるのです。
若いZ世代なら仕事が嫌だったら、辞めて次の仕事を見つければ良いという方もいます。またテレビなどにも転職を斡旋するようなコマーシャルを多く目にします。
それもあるかと思いますが、職を転々とすると変えれば年金の支払いもあります。年金は簡単に言えば会社が半分出してくれます。現在、国でも103万円問題で論議されている最中です。
氷河期世代(または就職氷河期世代)は、主に1990年代後半から2000年代初頭にかけて日本で社会に出た世代を指します。もう50歳前後の世代です。
この時期はバブル経済崩壊後の不況により新卒採用が大幅に減少し、若者が仕事を見つけるのが非常に難しい時期でした。
この世代の特徴をいくつかご紹介いたします。
*孫との小旅行もお爺ちゃんにとっては、楽しみの一つだったのでしょう。
1. 厳しい就職環境
- バブル崩壊後の経済停滞により、企業の新卒採用枠が大幅に縮小。
- 新卒一括採用が主流の日本では、正社員としての就職機会を逃すと再チャレンジが難しく、非正規雇用に留まる人が多かったのです。
*幸い子どもたちは、この波に巻き込まれませんでした。
2. 非正規雇用の増加
- パートタイム、アルバイト、契約社員といった非正規雇用に就く人が増加。
- 長期間非正規で働き、キャリア形成や生活基盤の安定に苦労する人が多い。
3. 「失われた世代」としての認識
- 社会的・経済的に取り残された感覚を抱える人が多い。
- 家庭を持つことや、自己実現が難しい状況が長く続いた。
*私が通勤していた、品川駅の港南口方面です。
4. 社会問題化
- 長期的な不安定な雇用状況が原因で、貧困や孤立、メンタルヘルスの問題を抱える人が増加。
- 中高年期に差し掛かる中で、社会保障や介護の問題と結びつく課題も顕著になっている。
5. 支援の動き
- 政府や自治体が氷河期世代を対象にした再就職支援やスキルアッププログラムを展開。
- 企業も中途採用やリスキリングを促進し、この世代を取り込む努力を進めている。
厳しい時代を生き抜いてきた氷河期世代は、その環境に適応しつつも、多くの社会的課題を抱えている。
一方では若者への待遇が手厚くなる中で、氷河期世代と言われるロスジェネ世代への待遇改善が滞っている状況だとしています。
若い人たちは人口が少なく、今は売り手市場だから給料が上がるのは市場原理として仕方ないのかも知れません。
しかし、一般的に40代、50代前半の氷河期世代が置き去りにされている感は否めません。
幸い2人の息子たちはまさにロスジェネ世代ですが、それなりに職に就いています。
「非正規で長く働いて、なかなか就職ができないといった相談や、難関資格を目指しているが合格できず、無職期間が伸びて、普通に採用されることも難しくなるという相談が多い」とのことです。
「20代なら若いので、スキルがなくてもとりあえず採用される。氷河期世代はスキルがない、身体もそんなに元気なわけではないとすると、やはり採用されない。失業保険で職務訓練校に行ってスキルを得ても、実働でやったことがないのを『座学でなんかやったぐらいで正社員になれるわけないだろう』みたいなところがある」と指摘していました。
さらに「転職を何回もくり返すと、年齢と実務経験ではねられてしまう。職業訓練で努力しても採用には至らない。とにかく本採用は難しくても、お試しで少しの間使うことをやっていただければ。
年齢や実務経験において(転職を繰り返す方は、また転職する人だと見て、書類ではねられることが多い)面接まで辿りつかないことが多いのが現状なのでしょう。
したがって、安定しないパートタイム、アルバイト、契約社員といった非正規雇用に就く人が増加しているのかと思います。
非正規をずっと長くやっていた方でも、スキルがある方は結構いる。そういう方をぜひ企業の方には発掘してほしい」とありました。
上のバブル世代が就職して、結婚して、マイホームを持って、というのを小学校、中学校、高校まで思ってきたのに、突然将来が奪われた感覚がすごく強い」と解説しています。
みんな正社員にしてあげたいが、企業の体力は有限。
日本は1回正社員にしたらなかなか解雇はできないし、終身雇用で最後まで雇い続けることになります。
まして、社員を定年延長で穴埋めしようとすれば、ますますその世代(ロスジェネ)の就職は困難になるのでしょう。
■人手不足もある中で転職、再就職はどうすれば?<picture></picture>
世代別・非正規割合
氷河期世代が改善されない待遇に悩む裏側で、人手不足も深刻な問題となっています。地方の人手不足が深刻化している現状なのです。
「このままロスジェネ世代が貧困化していくと、親の介護もあるし、親が倒れた時に共倒れして、世帯自体が貧困化していく」と述べられていました。
子どもの世話にはならんと啖呵を切った私ですが、それはまだ恵まれた環境で暮らしているからなのでしょう。
これまでいろいろな世代の特徴などを紹介して来ましたが、競争社会だった団塊の世代が一番恵まれていたのかも知れません。その子どもたちである団塊ジュニア(氷河期世代のロスジェネ)は、身も凍るような世代と言わざるをえません。
ふと、我々団塊の世代は「痛いだの痒いだの言っている自分を再度見つめ直す時期」かと思います。
先日も、ある職人さんと話をしていて、「徘徊するオヤジを面倒見るのも大変だ!仕事も手に付かないと・・・」
オヤジさんは裸一貫での自由業だったので、とても年金にも入る余裕も無かったようです。
そのオヤジさんは、今では息子(ロスジェネ世代)などに頼っているのですが、その方(ロスジェネ)も10年くらい前には脳梗塞になったりったり、原因は知る必要はありませんが、離婚して親の面倒を見ているのです。
チェッ!あんなオヤジはいない方がいいと・・・。が耳に残りました。
*仲の良い母と女房でした。
これまで各世代をご紹介してきましたが、ある意味ではこれも団塊の世代の功罪の一つなのでしょう。
私のブログはほとんど同世代の方がご覧になっているようです。その方々の内容(記事)は氷河期世代(ロスゼネレーション)とは無縁の方が多いようです。
結果として私たちの面倒(後始末する)子どもたちの世代を知っていてほしいだけです。(つぶやきでした)
雪だるまさんの顔にもモザイクを入れました。雪だるまさんにも個人情報はあるかと思いまして。
昨日のブログ閲覧数が、私にとって初めてですが3000件を超えていました。
つまらないブログなのにです。ありがとうございます。
yuki76