竹村英明の「あきらめない!」

人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。

頑張れ!鉢呂大臣

2011年09月10日 | 原発
本当にこの国のマスコミはひどい!
福島第一原発から20キロ圏は激しい放射能汚染地帯である。
一部の政治家が「票稼ぎ」のために言うような「早期復帰」などできない場所である。
最も多くばらまかれたであろうセシウムの半減期は30年。30年経っても、今の半分にしかならない。
そんなところに戻って住むということは、常識的に不可能だ!
これまでの政府が、それを明確にせず、曖昧にしてきただけだ。
人が人っ子一人住んでない町を一般的に何と呼ぶのだろう。
ゴーストタウン、「死の町」!これは最も一般的な呼び方である。
ほとんどのマスコミも、これまで何回も使ってきた言葉のはずだ。
それを経済産業大臣が使ったら、被災者に配慮しない不適切な表現に、どうしてなるのか?
まったく「怒!」である。

放射能は物質である。
被曝地帯の中にいたら、その物質が身体につく。
髪の毛や衣服や、顔にも手足にも残念だがくっつく。
これは避けられない。
あの水素爆発と、そこからの避難のとき、政府は被曝の拡大をまったく考慮しなかった。
被曝地帯の中にいた人は、一度「中継地点」で除染し、衣服を脱ぎ捨て、身体を洗って、次の避難地に行かねばならない。
そのための大量の水と、洗い流した大量の水の溜場所とを、その中間地点の施設は用意していなければならない。
これは、原子力防災法の審議のときから指摘されていたこと。
そのころの自民党の政権と、まったく現実的に者を考えられない官僚がこれを無視したのである。
つまり「放射能は移る」が正しい認識。
それを無視して、「子供の差別」云々で、事実を隠蔽するのは、非常に危険なこと。

鉢呂大臣の発言は、どれも正しいし、法律にも違反していない。
犯罪を犯したわけでもなく、法律違反でもなく、嘘すらついていない大臣を辞めさせろ!と日本のマスコミが総攻撃をしているのは、どう考えても異常だ。
とうの福島県の被災地の人や、子供たちから、直接の激しい非難は聞いていない。
少なくとも、いきなりマスコミが「被災者を冒涜」のような書き方をした。
被災者アンケートでもして、怒っている人が多いというような数字でも出たのではまだしも、事実上当事者にはまったく取材もしていない。
こんなマスコミは、もはや報道機関とは言えない。
猛省をするべきだ!

鉢呂大臣は、こんなことで大臣を辞めてはいけない!
野田総理も、こんなことで簡単に大臣を辞めさせるようなことをしてはいけない。
もっと、冷静になって、良ーく考えてみよう。
大事なことは別にある。
この事故を引き起こした巨悪を撃つべきだ。





















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