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中学進学が近づくにつれて、
「このまま地元の中学へ進んでいいのだろうか?」
と密かに考えるようになっていました。
というのも、小学校時代の自分が嫌いだったんですね。
まじめでつまらない自分が嫌で、変わりたかった。
でも変わろうとしても、周りにこれまでの自分を知っている友達
ばかりじゃ、変わるに変われない。
そのためには、今までの自分のことを知っている人がいない方が
いいな。
ということで私学への進学を考えました。
当時は、中学受験といっても特別受験勉強などする時代でも
なかったんですね。
だから急にでも受験できるんですね。
ところが名古屋って、私立中学がほとんどないんです。
その上、当時ほぼ唯一の選択肢だった学校に入ると、全員丸坊主
なんです。
こりゃ大変。シティー・ボーイのボクに丸坊主は似合わない。
それだけは勘弁してよ・・・
そんなこと考えていたある日、
「名古屋大学教育学部附属中学っていう学校があるらしい」
って教えてもらいました。それも坊主にならなくてもいい!
「こりゃいい。じゃあ受けよう」
ということになったんですが、この学校まず抽選なんです。
というかほぼ抽選だけで決まっちゃうんです。
抽選の後、一応テストもあるんですが、これで落ちる人はほとんど
いないんですね。
志願してみると、確か5倍くらいの競争率でした。
「こりゃ、受かるわけないや~」
と思っていたら、実に運がいいことに当選でき、2次のテストも
受けられることになりました。
で、テスト当日、母親と一緒に学校へ出かけました。でも試験の
段取りが分からず、母曰く
「学校の用務員さんのような人にあんたの昼食のことを聞いた」
のです。
その直後、その人が朝礼台に立って挨拶を始めたんです。
何とその「用務員さんのような人」は校長先生でした。
「こりゃ落ちたな」
って母子共に、その瞬間思いました。
しかし名大附属っていう学校は懐が深いんでしょうね。
そんな母子でも入学を許可してくれました。
こうして私は、自分の希望通り、まったく新しい環境で中学生活を
始めることになりました。
続く
先日、30年ぶりに中学・高校の同窓会に行ってきました。思えば、あの時代が一番たのしいことが(つらいことも)あったような気がします。久しぶりに大笑いをしてきました。
ところで、はじめてこちらを拝見しました。これからはちょくちょく拝見させていただきます。
家族の写真がもっと見たいと妻が申しております。よろしくお願いします。
どこから私のブログのありかを知ったのかとても不思議でした。探し出してくれてありがとうございま
した。
電話でも話ができて、よかったです。
これもブログのおかげでしょうか?
私が遠慮がまったくない人間だということは、Mrs.
小幡がよ~く知っています。
だから遠慮せず、ぜひ名古屋へも一家で泊まりに来て下さい。
家族ぐるみでお付き合いできる人、さらには子どもが成長した後も夫婦だけでもお付き合いできる人って大切にしたいですからね。
家族の写真は別にメールで送ります。
楽しんで下さい。
ありがとうございました。