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どうしても観たい映画がありました。
ツノ坊は『Mr.ビーン カンヌでカンヌで大迷惑?!』、私は『結婚しようよ』。
ところがどちらも会員になっているイオンシネマでやってない!
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どうしても観たかったので、どっちもやっている映画館を探して、港区の
TOHOシネマズ 名古屋ベイシティーまで出かけて、一度に2本一緒に観ました。
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『Mr.ビーン』はみなさん知っての通りのシリーズ物。
「もうちょっと笑いたかった」
というのが正直な感想。
さてもう1本の『結婚しようよ』。少し前の新聞に、主演の三宅祐司のイン
タビュー記事が出ていて、
「この映画は同じ世代のお父さんにぜひ観て欲しい。私にとっては
この映画は『父べえ』です」
みたいな話をしていた。映画サイトでチェックしても、『母べえ』よりずっと
レーティングが高い。ということで今日の観賞となりました。
家族の幸せを願って、家族を守ろうと一生懸命働く父親の姿、そしてその象徴
として、「夕食は必ず家族4人一緒に食べる」というルール。
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そのルールは、単なる形式主義なのか、父親の権威主義なのか?
ルールを守れなくなる中で、でもやっぱり父親の思いはしっかり家族に共有
されていた。
娘の結婚に対する考え方は私とまったく違うけど、でも主人公も私も求める
家族の形は同じです。
母親役の真野響子が結婚を考える娘に、
「男は見かけじゃないのよ」
と言った瞬間、隣のツノ坊が私の方を横目で見て、ニヤっと笑ったのを私は
見逃さなかったぞ。
全編に流れる吉田拓郎の曲の数々。
拓郎とはほぼ同世代ですが、私はあまり好きな方ではありませんでした。
ただ大学時代の下宿『晴和荘』で隣の部屋だった東大に8年も通った渡辺さん
(でも今では立派にJTの役員です)が、年中同じガウンを羽織って夜な夜な
ギター片手に歌っていたことを思い出します。
その中で好きだったのが、『洛陽』。この曲が映画の中でもとっても効果的
でした。
「weeklyぴあ」の『映画満足度ランキング』でも 第1位を獲得したそうですが、
当然ですね。
現代版『父べえ』。超おススメです。
イオンワンダーシネマも最近ショボイ気がします。
肝心ないい映画が上映されていないように感じる
のですが、どうでしょうか?
ビーンは家族そろって大ファンです。
「フラガール」以来、良い映画見たという記憶が無いんで、そうすると一層、映画から遠ざかってしまうのですね。
しかし、ツノ坊がビーン好きとは、意外でした。
拓郎党であること、よ~く憶えております。
せっかくいい映画なのに、上映館が少ないのが
残念です。