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旅行も6日目。
とうとうミューレンを発つ日になってしまいました。
2人とも、妙に名残惜しくなり、去り難くなりっていました。
朝、ホテルを発って、下山仕掛けると、ますますその想いが強くなりました。
予定では、ここからベルンまで直行することになっていたんですが。。。
列車が麓のインターラーケンのひとつ手前のヴィルダースヴィルという駅で、
「ここでおりよう!」
と突然決め、慌てて下車。
これまで行った、アルメントフーベルト、クライネシャイデック、シルトホルンなど
とはまた違った景色が楽しめるという シーニゲプラッテ を目指そうと思い立ちました。
確認したら、鉄道の接続がいいスイスですから、もう乗り継ぎの列車がホームで待機して
います。出発まで4分しかありません。
乗り継ぎがいいということは、乗り遅れると逆に待ち時間が長いということです。
何はともあれ、キップを買わなきゃいけません。
スイスでは、車内精算は一切認められず、それは無賃乗車と見なされてしまうんです。
駅のキップ売り場にダッシュするも、長蛇の列。。。
こりゃ〜、ヤバイな と思い、ツノ坊をそのまま列に並ばせておいて、私だけキップの
自販機を探すことに。
旅行も終盤になり、自販機の扱いにも慣れてきたし、なぜかスイスではキップ売り場に
より自販機の方が空いていることが多いんです。
探してみると、ホームにありました!
大急ぎで、キップを買うも、この時だけはなぜか支払いの段で、クレジットカードを
受け付けてくれません。
3枚目のカードがやっとOKとなり、キップが発券されたので、キッブ売り場に向かって、
大声で 「ツノ坊、買えた!」 と叫び、2人で列車に向かって猛ダッシュしました。
運良く、係員さんが空いてる席を見つけてくれて、なんとか席を確保できました。
きっと、平均的なスイス人より、もう私の方がキップの買い方はうまいと思います。
さてこうして乗り込んだ登山鉄道。この路線は、スイスでも唯一かな、電化されていなく、
ディーゼル車でした。本当の目玉は、何本かに1本走る SLですが、突然の計画変更です
から贅沢は言えません。
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乗ってみて、分かったんですが、この路線は特に、展望台に至る道中が大いなるアトラク
ションでした。
だって、その登っていくにつれ、いろんな景色が楽しめるんです。
特に西のブリエンツ湖
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東のツゥーン湖
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そして インターラーケン という 「2つの湖の間」 という名が実感できる、
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この眺め。私のカメラではこれが精一杯の広角で、両端にかろうじて、2つの湖が
見えるでしょうか?
実に美しいです。
そしてもうひとつは、鉄道が登っていく勾配。
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冒頭の写真もそうですが、斜めに撮った訳じゃないんですよ。
カメラに付いた水平器を基準にしっかり水平にカメラを構えて撮ると、こうなるんです。
これが正しい角度なんです。
あい向かいの席なので、下りの時など、山側に席を取ると、余りの傾斜で、席に座って
いても、お尻がずれて、谷側に体が持っていかれてしまいます。 汗
また列車の中から、
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高山植物も楽しめます。
終点の展望台駅では、
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ホルンの生演奏まで。
「写真を撮らせて下さい」
とお願いしたら、ツノ坊に「この間に」と誘ってくれました。
カメラを構えると、おじいさんの方が「チーズ!」って言うので、私は、
ドイツ語で「ケーゼ!」って声掛けました。
そしたら、二人とも大喜び! スイスでもこれから写真を撮影時に「ケーゼ!」って
流行ったら、その言い出しっぺは私ですからね。
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そのせいで、3人ともニコニコでしょ。
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もちろん見晴らしも最高ですよ。でも頂上駅まで行ってしまうと、2つの湖が一緒になった
景色が堪能できるかと思っていたんですが、それは無理でした。
みなさん、ここからハイキングを楽しむんですが、我々は思いつきでの飛び入り参加組だった
ので、30分くらい頂上付近をさんさくして、そのまま次の列車で下山することに。
でも、こんなにもったいない乗り方する人はほとんどいないようで、上りは超満員だった
のに、下りは2両編成の客車に乗客は我々二人だけ。
おかげで写真を撮り放題でした。
これにてベルナーオーバーラント編は終了。
午後は、列車で本来のコースだったベルンに向かいました。
銀婚式おめでとうございます。
お互い、奥さんにはいろいろ無理をきいてもらって
いますよね。
そういう感謝の気持ちを持つことが大事ですよね。
そしてその気持ちを奥さんに伝えたいですよね。
そして、ぜひいつかどんな形でもいいので、実現させて
下さい。
拝見する写真は、まさに別世界ですね。
私は、今年銀婚式を迎えます。
思い返せば、家内(家族)には、多くの我慢(無理)を
聞いて貰っていると思います。
同じ行動は無理ですが、何年後かの結婚記念に
家内と小旅行でもできれば・・・
実行できる、できないは別としても、実行できるよう
頑張りたいです。