珍客来る

昨日ダンレボプレ研修を終えて、「ただいまー」と大きな声で
我が家のリビングに入ってくると、ツノ坊が「シー」と小さく
ささやくんです。

ふと左手のテーブルに目をやると、見知らぬ男が、私の声で
目が覚めたのか、ちょうどテーブルから顔を上げようとして
います。

さらにただならぬ気配を感じて、右手の居間をのぞくと、何と
今度は別の男がコタツの中で寝てるじゃありませんか！
もう少しで踏みつけそうになったんですが、踏みつけてもこっち
の足がどうにかなりそうなくらい丈夫そうな奴です。
こんなに私がビックリしてるのに、こいつったらそれでもまだ
グーグー寝てるんです。

一体こりゃー何事だ？

実はこの二人、ひとみのサッカー部の仲間で、今週金曜からの
学年末の試験の勉強をするために我が家に来ているはずの
ウッチーとイガの二人でした。

それにしてもよく寝てる。　ふてぶてしい奴だ。
それも勉強に来たはずなのに、もうずい分前から寝ているらしい。
こっちがウッチー、そして早目に目を覚ましたのがイガ。

二人とも、サッカーの応援では一二度顔を合わせていて、
我が家にも来たこともあるらしいが、私はその時は会っていないん
です。

以前来た時、ツノ坊の自慢のパンをご馳走し、その中でもお好み
パン（お好み焼き風パン）が特にお気に入りで、自分の家でも
時々、

　「お好みパンが食べた～い！」

と吼えていたらしい。

その甲斐あってか、彼はお好みパンを７つ（もちろんそれ以外の
パンや、ピザも）も平らげたそうです。

でも二人とも、実に爽やかだね。
私が帰ったのがもう５時過ぎだったので、程なく帰っていったけど、
帰り際に、私が

　「テスト頑張って、またサッカーで楽しませてね」

って声掛けたら、早目に目を覚ました方のイガが、

　「こっちも（ひとみちゃんのお父さんの応援で）楽しませて
　　もらっていますから」

なんて、なかなか言うじゃないか。 ヨーシ、わかった。
また行ってやろうじゃないか！　

後で聞いたら、ウッチーは家に帰ってから、

　「ピザもうまかった～」

とこれまた吼えていたそうです。
またおいで。