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2年前、ISOWAでは労働災害が重なり、昨年は
不名誉なことながら、安全管理特別事業所の指定を
受けました。
これをきっかけに、昨年(前期)は「休業災害ゼロ」を
利益目標より優先して、文字通り全社一丸となって安全に
取り組むことを全社員に宣言し、
「安全目標と利益目標を共に達成したら、
(実績利益-目標利益)の1/3をみんな(社員)
に還元する」
と公約しました。
みんなの努力の甲斐あって、昨年はこの安全目標と利益
目標を共に達成し、社員に利益を還元することもでき
ました。
そこで今年(今期)は、さらに目標を高くし、
「休業を伴わない災害(赤チン災害)もゼロ」
を掲げて、スタートしました。
しかし4ヶ月経った先週、残念ながら不休業ではあり
ますが、労働災害が発生してしまいました。
怪我は起こした本人でなく、会社、つまり社長の責任です。
非常に悩みました。
今後の対応のアドバイスを頂くために、今朝以前お世話に
なった名古屋北労働基準監督署の主任監督官と安全専門官
を訪ねました。
「災害をゼロにする事は困難である。しかし無限に少なく
することはできる。
人はミスをする。だから人のミスに先回りしなさい。
労働災害が無かった職場ではなく、起こり得ない職場を
目指しなさい。」
とても貴重なアドバイスを頂きました。
今回の事故を次に活かせる方法を考えます。
最近頻発している航空機事故などに関連した番組で「ヒューマンエラー」は必ず起きるので、それを前提にした予防策や対処法を考えておくべきだという話を聞きました。
確かにそうなんですよね。