磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

A friend of mine in Nepal earthquake

2015年05月04日 20時58分33秒 | プロフィール

大学を出て、5年間働いた商社 トーメンで私のパートナーだったイギリス人
エンジニアのキース(Keith)。

日本全国のほとんどすべての飼料工場を一緒に訪問しては、彼の会社の機械の
紹介をしました。

私のインド料理歴は、一緒にイギリスに出張した時に、

 「今夜はインド料理を食べに行こう!」

と彼の大好物に誘われたのがきっかけなんです。


奥さんのサリー(Sally)と一緒に日本に駐在していて、週に何度も仕事が
終わると、オフィスのあった赤坂の安い居酒屋やピザハウスにみんなで
飲みに出かけました。


トーメン退職後も、イギリスに出張時には彼の自宅に泊めてもらったり、
休暇で日本に遊びに来た時に会ったりと、付き合いは続いています。


そんなサリーから突然メールが届きました。

ネパールへトレッキングに行っていたキースが震源地付近で先日の大地震に
遭遇したが、何とか無事帰国できたと、写真付きで知らせてくれました。


早速、お見舞いにイギリスへ駆け付け・・・たいのはやまやまですが、
そうもいきません。
冒頭の写真は、6年前にキースとサリーが日本に遊びに来た時の写真です 笑


昔から山歩きが好きだったキースとサリー。
キースは今回で5回目のネパールでのトレッキングを終え、カトマンズに
戻る途中、ガイドの住む小さな村を訪問していた時に地震が発生したそう
です。

キースは地震で地面に投げ出され、その瞬間、山岳地の斜面にある村だった
ので、地滑りで生き埋めにされると思ったそうです。



村の家はすべて崩壊し、家畜も納屋の下敷きになりましたが、亡くなった
村民は幸い一人もいなかったそうで、生き埋めになった水牛やヤギなどを
掘り出しました。



家畜は彼らにとってとても貴重な財産なのです。


その後数日、キースは野宿しつつ、その村に留まって、水牛の納屋を建て直し、
水道の配管を修理したそうです。

たまたま隣村に小型の太陽光発電機を持っている人がいたので、キースの
情報機器を充電、接続して、村民が家族と安否の連絡を取り合うことができ
ました。

道路は完全に崩壊していたので、この先何週間もカトマンズに戻ることは
できないと思っていましたが、尾根を超えた反対側へ出ると、幸運にもバスが
通っていて、10時間掛けてやっとカトマンズに出ることができ、そこから
無事イギリスに帰国したそうです。

キースとサリーによれば、

 ネパール人も自分たちイギリス人も、地震に慣れていない。
 でも東京で何年か過ごし、地震についても日本人から
 学んでいたので、その経験のおかげで、キースだけでなく、
 ネパールの何人かの命も救うことができた。

そうです。


しかしもし大地震が起こったら、キースやサリーの言う様に、テキパキと
対応できるだろうか? 
60年も地震国で生きてきているくせに、何とも心もとないことです。

イギリス人に見習わないといけませんね。


でもキースが無事で何よりでした。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良かったですね (キースオジンQ)
2015-05-05 21:26:29
キースさん 無事で良かったですね。私も米国駐在時代にキースと呼ばれていたので久しさを感じます。
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そうでしたね (磯輪)
2015-05-06 19:33:01
 キースオジンQさん

そうでしたね。
だからお互いご縁があったのですよ 笑
返信する

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