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さて、これ何だと思います?
右側に一橋大学の校章と名前が入っています。
そして中央上部には『FORTRAN STATEMENT』を書いてありますね。
『FORTRAN』? フォートラン?
聞き覚えある方いますよね。もう私語かもしれないけど。
これ、私が初めてコンピュータと出会った時の証拠です。
大学時代、『電算機概論』とか何とかいう講座を取って、フォートランという
コンピュータ言語を学びました。
それを使って、自分の卒論で、ISOWAの財務諸表分析のごく簡単なことを
大学の電算室で計算させました。
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まずはプログラムを考えて、それをレポート用紙に書き出します。
1977年(大学4年生)当時、コンピュータへのデータ入力は、プログラムの1行、
1行を、タイプライターのような穿孔機(穴あけ機)で一枚ごとのカードにパンチング、
つまり穴をあけてます。
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それと同時にそのパンチングしたプログラムがプリントアウトされます。

そこで自分の書いたプログラムが正しくカードにパンチングされたかどうかを確認し、
OKであれば、それをトップの写真にある通り、札束の様にまとめて、お札を数える
機械にお札をセットするようにカードリーダーにセットして、読み込ませます。
すると、やっとコンピュータが計算を開始してくれる。
こんな風に、何とも、手間のかかる作業が必要だったんです。
本当に簡単な計算をさせるだけでも、こんな枚数のカードをパンチしなきゃいけない。
これでも当時は便利だったんでしょうね。画期的だったんでしょうね。
とんでもなく不便でしたが、今となってみると、そういう時代を経験したってことも
悪くはなかったと思えます。
これが今から35年くらい前のことですから、あと35年位した時、コンピュータは
一体どれくらい、そしてどんな風に進化するのでしょうか?
きっと、頭の中で念じるだけで、答えが自分の頭の中に浮かんで来る。
楽しみですね。
その後、息子さんは楽しく大学生活を始めているで
しょうか?
あんな紙カードを保存しているなんて、物持ちが
いいですよね~
自分の卒論でこのデータを使ったので、卒論関係の
資料一式と一緒に段ボールに入っていました。
その節は、お世話になりました。希望の大学へは進学できませんでした。しかし、楽しく大学生活を送っているようです。磯和様からの激励はこども共度も忘れません。
コメントだけでなく、メールまでありがとうございました。
充実した学生生活が送れることを心から祈っています。
私も卒論と修論でFORTRANをずっと使っていました。
UNIX内のエディタで直接プログラムを組んで演算を行っていました。
ただ、プログラムを組む前に骨組みとしてプログラムのフローチャートを紙に書き出して、
実際に作成したプログラムに間違いが無いか確認をして、
その後に実際の計算を始める。
という流れでしたので、
機械等は変化しても、実際の計算までの流れは一切変わらないのですね。
今でもフォートランってあるんだね!
驚きました。
30年以上前のフォートランと同じなんだろうか?
「30年前はどんなでしたか?」
と聞かれても、何も憶えていないけど・・・ 笑