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「あれ、知らずにシャッター押して撮れちゃった変な
写真を間違ってアップしたな・・・」
と思われるような写真でスタートした今日のブログ。
でも、決して「間違って」撮影したショットではありません。
狙い通りのショットなんです。
となると次の疑問は、
「この写真と今日のブログのタイトル『母の日を目前に
離婚の危機』とどうつながるのか?」
ですね。
この写真は、アメリカ出張の帰路のデトロイトからセントレアへのデルタ便の
機上でのものです。
通路を挟んだ手前側に私が座っていました。
私、普段はめている結婚指輪は、毎晩、寝る前に外します。
夜、飲み会などでも、時間が経つにつれて、指輪が窮屈になるので、そういう
時には、あらかじめ指輪を外して臨みます。
飛行機に長時間乗る時も同じで、乗る前に事前に外しておこうと思いつつ、
忘れて乗ってしまい。
「あ~、また外し忘れた・・・」
と思うことしばしば。そんな時、きつくなった指輪をどうするかでいつも
悩むんです。
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ポケットに入れて、もしどこかへ行ってしまったらどうしよう~
でもそのままはめていると、窮屈だし~
で時に、小指にはめ替えたり。でも当然ゆるゆるだから、やっぱり知らない間に
どこかへ行ったら・・・
そんなことをいつも思いつつ、今回も同じようにしていたら・・・
時差の連続攻撃で、ウトウト眠りに落ちてしまいました。
どれくらい眠ったのかわかりません。ほんの一瞬だったかもしれません。
我に返りました。
「ああ、眠っちゃったな・・・」
とその瞬間、
「あれ、指輪がない
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猛烈に焦りました。
というのも、私、以前一度結婚指輪を失くした前科があるのです。
今から15年くらい前でしょうか、家族でキャンピングカーでキャンプに
出掛けた時です。
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オートキャンプ場で車中泊。寝る前にいつもと同様指輪を外し、車の隅っこに
置いたのに、朝起きたら、見当たらないのです。
大慌てで、車の中を徹底的に探したのですが、とうとう見つからず、結局
再婚した訳でもなんでもないのに、2度目の結婚指輪を作りました。
それが再発してしまいました
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機内は猛烈に冷房が効いていて、毛布を2枚掛けていて、ゴチャゴチャです。
おまけに食事が終わっていて、機内は照明が落とされて、真っ暗。
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こんな感じでした。言っときますが、これ、その時に撮ったんじゃありませんよ。
そんな余裕はありませんからね。
これは、トップの写真を画像処理ソフトを使って、暗くして、当時の雰囲気を
再現しようとしたものです。
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つまりモノを探すには、最悪の状況なんです。
「こりゃ~、何か良からぬことの前兆では・・・」
もう本当に血の気が引きました。
でもまずは落ち着いて、自分の座席の上を探ります。
ポケットに入れたっけと、ポケットも。
次に体に掛けていた毛布をゆっくりはねて、その中にまぎれていないかを
確認する。
指輪だから、へたすると、落ち方によっては、どこかへ転がっていってる
かもしれない。でも辺りは暗くて、みんな眠っているし、知らない人ばかり
で、どこにあるかもさっぱり分からないので、尋ねることもできない。
万事休す。観念した時・・・
ふと通路に眼をやると、ちょうど通路を挟んだお隣さんの右足のかかとの辺りに
うっすらきらり
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大急ぎで、でも、ひょっとして間違っていて、急いで飛び起きて、自分の身の
周りにある指輪をどこかへ放り出すことがないように、慎重に体を起こし、
毛布をはいで、シートベルトを外し、近寄ってみると・・・
ありました。あったんです。
いや~、もう本当にうれしかったというか、ホッとしたというか。
地獄に仏とはこのことです。
奇跡に近いですよね、これ。
母の日を目前にして、
「すわっ、離婚か!」
と思ったけど、どうして、どうして、ツノ坊との愛は確かなものでした。
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ヤレヤレ
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コンタクトが隣の見知らぬ人の割り箸の上っていうのも
結構ですね。
でも結婚指輪は、買えば元に戻るっていうものでも
ないので、焦りは最高潮でした。笑
私も似た経験が、といっても結婚指輪は元々持っていないので、別のものですが。
飲食店のカウンターでコンタクトが落ちてしまい、床まで這って探しても見つからず、ふと目にはいった隣の(知らない)お客様の割りばしの上にきらりと光るものを見つけたときの気持ちと、たぶん似ていますよね