磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

参考になれば

2018年10月11日 20時34分26秒 | プロフィール

1年以上前のことですが、黄緑色の封筒に入った書類がわが家に送られて
きました。 62歳以上の方なら、おなじみでしょうね 笑

差出人は日本年金機構。内容は『老齢年金の請求手続きの案内』でした。

62歳になる少し前に送られてくるそうです。


社労士の資格を持っているISOWAビトのNくんに相談したところ、

 「62歳になったら、一度、年金事務所に行った方が
  いいですよ」

と言われたんですが、

 「まだ働いていて、収入もあるので、62歳になった
  からと言って、すぐに年金をもらう訳じゃない。
  それより受け取り時期を繰り下げて、割り増し
  受給してもらうから」

と書類を受け取ったまま、放置していたら、63歳になってしまいました。


そろそろ一度年金事務所に行かねばと、事前に電話をして、必要なものを
確認した上で、出掛けました。


冒頭、

 「まだ働いているので、65歳までの分は繰り下げて
  欲しいのですが」

と伝えたら、私の書類を見て、

 「年金は、特別支給部分と本体部分の二部構成になっていて、
  前者が62歳から支給されるもので、後者は65歳からの
  ものです。

  後者は65歳になっても、0.7%/月の割り増して、
  70歳まで受給を繰り下げ(先送り)することが
  できます。

  同じように前者も繰り下げることができるとほとんどの
  方が思っていますが、前者は繰り下げることはできません。
  その時点での収入に応じて計算された額が支給されます。

  磯輪さんは収入が一定額以上あるので、支給はゼロと
  なります。
  
  年金は、ご本人からの請求が無ければ、何も支給され
  ないので、自分で手続きして、支給を開始するんですが、
  磯輪さんは、現時点で支給停止の手続きを取ろうが、取る
  まいが、いずれにしても支給されないので、同じです。
  
  ただ手続きしないままより、磯輪さんの意向が明確に
  示していただいた方が、処理がすっきりしますので、
  できればこの時点で『65歳までの特別支給の停止』の
  手続きをお願いしたいです」


そうか、そういう風に勘違いしてたのは私だけじゃなく、ほとんどの人が同じように
誤解してるんだな~ と知ったので、

  それだったらブログで紹介してもいいかな

と思ったのです。


そこで支給停止手続きに必要な書類を教えてもらい、1日目は終了。

その後、指示された書類を用意して、二度目の訪問し、もう少し詳しく話を聞き
ました。
  
そのポイントは:

 ①65歳になったら、後者の受給に関する葉書が届く。

 ②繰り下げするなら、葉書は無視すればいい。
  受給手続きをしなければ、後者は自動的に70歳まで
  先送りされる。

 ③70歳以降先送りしても割り増しはないので、70歳に
  なったら必ず手続きする。 75歳まで放置しておくと、
  受給できた分はすべて消えてしまう。

 ④70歳になった時点で、
   ・65~70歳までの分を一括受給する
   ・70歳以降、月々、受給する
  のいずれかを選択できる。
  後者を選択した場合は、40%増しで受給できるが、
  73歳より手前で亡くなった場合は、総受給額が
  前者より減ってしまう。
  その時点で自分の健康状態なども考慮して、どちらを
  選択するかを決められる。

 ⑤65歳時点で繰り下げを選択したのに、70歳までに
  亡くなってしまった場合は、遺族が一括受給手続きを
  することができる。

しつこく質問した結果、以上の様なことでした。




こうして手続きは無事終了。

自分自身、とても勉強になったので、みなさんの参考になるかもしれないと
勝手に思って、紹介しました。


さて、ここまで手続きして、何だか腹立たしく感じるようになりました。

自分がこれまで働いて、勝手に給料から天引きされて、積み立てされられた
自分のお金なのに、

 ・なぜ自分で手続きに出向かなきゃもらえないのか?
   
    「長年、お支払いありがとうございました。
     年金支給開始させて頂きます」
   
  という感謝の気持ちが感じられない。
  年金事務所に勤める人たちは、年金制度が無かったら
  仕事が無い訳ですからね。

 ・なぜ必要な書類を自分で区役所へ行って、お金を出して
  揃えなきゃいけないのか?

   私の場合、戸籍謄本やツノ坊の所得証明書などで、
   全部で1,350円払いました。

希望して保険料を払っているんじゃなく、強制的に支払わされているんだから、
出向かなくても、社会保険事務所が来宅して、

 「これで支払わさせて頂きます」

というのが筋じゃないですか。


同じようなことを、少し前、M銀行の常務、支社長と会食した時にも話したん
です。

 「営業と言うと、我々はお客様のところに
  出向くけど、銀行は、黙っていてもお客様が
  来店しますよね。
  
  それに慣れてしまって、来店して頂くことが当たり前に
  なっていて、

   『わざわざ来店して頂いている』

  という意識が欠けているんじゃないでしょうか?」


これと同じことですよね。


年金の仕組み、手続きはクリアになったのは良かったけど、逆に不合理な点が
目に付くようになっちゃいました。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よろしく! (磯輪)
2018-10-12 21:08:21
 シンフォニーくん

そこんとこ、よろしく! (笑)
返信する
勉強になります(^^;; (シンフォニー)
2018-10-11 21:58:22
国民年金は基礎年金なので、
個人又は世帯責任で納付(支払)し、
ある意味、受給額も明確(^^)ですが、
厚生年金の難しい(厄介:💦)のは
「保険」だからなんですよね😅

大原則の『世代間扶養の原則』これがある限り
政府は生活法として自由に変更(^^;;
これからは民間の
愛あるアイデアに期待したいです🤝
返信する

コメントを投稿