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なぜ日本企業は日本らしさを捨てるのか?
日本らしさを忘れた日本企業はどこにアイデンティティーを求めるのだろうか?
社員を後回しにした株主至上主義、社外取締役争奪戦、超短期利益志向・・・
私がやろうとしていることと正反対のことをやることが『いい会社』という風潮。
ということは、私やISOWAが目指す会社って、時代遅れの『悪い会社』と
いうことだけど、どうにも納得できないな~
昨年知り合った母校の田中一弘先生の著書『「良心」から企業統治を考える』を
読んで、すごく力をもらいました。
だから学生への説明会でも、そんな話をしてきました。
そこにちょうど目に付いたこの記事。
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「『ガバナンス強化論』は日本の競争力を完全に破壊する
危険性がある」
「株主資本主義が強まり短期志向の極致に至った米国の
後追いをしてはならない」
「不正はガバナンスで止められない」
「中長期の研究開発を削って、自社株買いなどの株主
還元に向かうのではないか」
「社外取締役バブル」
「誰が長期的に企業を支えるのか」
いや~、私が言ってることと同じですよ。
会社説明会に来た学生たちにも見せてやりたいな~
日本人が大切にしてきた考え方のひとつに、
「お天道様は見ている」
というのがありました。
外部からのガバナンスに頼ろうとするのではなく、自らの良心、社員の目
など内なるものが自らの行動を規制する。
そういう日本らしい企業統治のあり方が、やっぱり私には一番ピッタリ
来るな~
欧米流企業統治なんて糞食らえと思っていたので、この雑誌の記事には我が意を得たりと溜飲を下げました。
スキャナで取って、当社のイントラネットの掲示板に今でも掲げています。
何で真っ先に委員会会社に移行し、社外取締役制度を導入したSONYがつまらない会社になってしまったのか?風前の灯火の東芝だって同じです。
お天道さまが見ている。いい言葉ですね。
コンプライアンス、遵法主義。当たり前のことです。
隠さない、嘘つかない、誤魔化さないがコンプライアンスの三原則だと社員には言ってます。
人間として当たり前のことをするだけのことです。
インチキばかりしている奴が欧米式の概念を持ち込んで来るのです。
> 隠さない、嘘つかない、誤魔化さないがコンプライアンス
の三原則だと社員には言ってます。
人間として当たり前のことをするだけのことです。
その通りですね。
それがなぜできないのか?
できないことをごまかすのが、欧米流のガバナンスなんで
しょうか?