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週末のISOWA親睦会の旅行では、世界遺産となった韮山の反射炉も旅程に
入っていました。
でも反射炉は1年前に訪問したことがあります。
行ったことがある人なら分かると思うけど、二度行くところではありませんよね 汗
そこで、みんなが反射炉を見学する1時間弱の時間を利用して、反射炉の近くで
脱サラしてトマト農園を営んでいるトーメン時代の同期のIくんを再び訪問しました。
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こっちは、何度訪問してもいいんです 笑
ちょうどミニトマトの収穫が始まったところでしたが、生育の途中で、天候を
見誤って、晴れだと思い、水をたっぷりやったところ、雨になってしまった
ことがあって、葉っぱから蒸発するべき水分が全部トマトの実にいってしまい、
結果、
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一部のトマトに、こんな傷ができてしまったそうです・・・
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こうなると出荷不適となってしまい、自分で食べたり、パートのおばちゃん
たちに持って帰ってもらったり、ご近所さんに配ることになりますが、連日、
これが続くと、正直、配ることも難しくなり、挙句の果てには、土に埋める
こともあるそうです。
「そうなると、とてもやりきれない気持ちに
なるんだ・・・」
そりゃそうでしょうね。せっかく手塩に掛けて育ててきたのに、
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こんな小さな傷でも、市場には出せず、食べられることなく、廃棄されるんじゃ・・・
『もったいない』を完全に通り越して、『不条理』で、怒りさえ覚えます
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前の写真のトマトだって、確かにこんな傷の付いたまま、流通経路に乗ると、
スーパーなどの店頭に並ぶ前に、腐ったりすることがあるってことは分かるけど、
それでももったいないよね。だって味は売り物とまったく変わらないんだから。
で、この日、行き場の無かったトマトを全部もらって来ました。
「買うよ」
というのに、どうしてもお金は受け取ってくれなかった。
わが社には自社調理している社員食堂があるので、トマトだって一度に
大量に使います。だから、
「着払いで、かつ代金も払うから、売れないトマト
送ってよ!」
と以前も頼んだんですが、再度、お願いしたんです。
せっかく育ったトマト、それも昔の同期が作ったものであれば、なおさらです。
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早速、今夜、ツノ坊がトマトソースを作っていました。
トマトを煮ただけで、こんなに水分が出るんですね!
煮ているだけでも、甘酸っぱ~いトマトのいい香りが漂ってきました。
どんな料理で食卓を賑わせてくれるのか、今から楽しみです
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Iくん、ご馳走様でした。
という具合で、正規品だけじゃなく、準正規品だって立派な食品であり、
立派な価値がある。
普通の感覚の持ち主の消費者であれば、普通にその価値は分かるよね。
何とかして、生産者にも、消費者にもメリットがあるような仕組が作れ
ないんだろうか?
お久しぶりです。
『もったいない』という気持ちを軸に考えれば、
もっといろんなアイデアが出てくると思いますよね。
「わけあり〇〇」という商品名で、傷以外問題無い野菜が地元スーパーに売られているのを見たことがあります。まずは、こうした動きが広まり、消費者もそれを積極的に買うのが第一歩と思います。